任せられないリーダーは、譲れないものを明確にすれば任せられる事が明確になる

「任せる」というのは口で言うのは簡単ですが、実際にやるとなると悩むものです。
一番、多いのは「リーダーが思っていたことと違う事を部下が始めた」というケースだと思います。
「そう来たか〜」と失望。
これはよくある事で、予想もつく。
だからこそ任せることを躊躇してしまうのだと思います。

任せるには覚悟が要ります。
でも、考え方を整理すると、少し楽になることも事実です。
今日は、僕が実際に活用した考え方をご紹介したいと思います。

譲れないものが明確になると、任せられることも明確になる

任せるのが怖いのは、冒頭の、「リーダーが思っていたことと違う事を、部下が始めた」という事態が予測できるからです。
実際にやると本当に起こります。

任せた以上、口を出すのは良くない…そう思い、リーダーは悩みます。

そこで考え方の整理が必要になります。
部下が始めた「違うこと」とは何なのでしょうか?

理念やビジョンと違うことなのか?
リーダーの考えとは違う「やり方」なのか?

同時に、「自分にとって譲れないこと」を考えます。
理念が譲れないのか?
ビジョンが譲れないのか?
ビジネスモデルが譲れないのか?
具体的なやり方まで譲れないのか?

やり方まで譲れない人は、任せることはできません。
常に現場の最前線で陣頭指揮を取るしかありませんし、常に正解を示し続けることが求められます。
それはそれで良いと思います。

任せる場合、譲れないもの以外を任せることになります。
逆に言うと、譲れないものが明確になると、任せられることも明確になるというわけです。
多くのリーダーが、理念やビジョンは譲れないが、やり方は任せられると言います。
自分の考えと違うやり方だけど、目指す方向が同じだから…そう考えると楽になりますよね?

指示ゼロ経営リーダーは譲れないことが非常に少ない

指示ゼロ経営の究極形を実践しているリーダーは、譲れないことが非常に少ないです。
例えば、「人として間違っていなければOK」とか「みんなが幸せになれれば何でもOK」なんて緩い方もいます。

理念にもビジョンにもビジネスモデルにもこだわりがない、だからこそ「いかようにもなれる」というポテンシャルを有するのです。

これが最上だとは言いませんが、僕はこのスタイルで23年間経営をしてきました。
ただ1つだけ想いはありました。
それは「1人1人が個性を発揮し、個性同士が結合する組織でありたい」というものです。

このスタイルで経営をすると、ゴールがないままに行動が始まります。
バラバラ、動物園状態の無秩序からスタートします。

すると集団は秩序を作り出します。
それはトップに統制された秩序ではなく自然発生したものなので、非常に柔軟で、状況に応じて変化していきます。
偶然の出来事を取り込むことも多くあります。

すると、気付くと「なるべきものになっていた」ということが起こります、絶対になるとは断言できませんが…

例えば、僕の前の会社(新聞店)では、今、地域づくりが主業務になっています。
23年前は「新聞を仕入れて売る」という普通の新聞店でした。
今では、行政から地域づくりを委託され、実践型インターンシップから地域コミュニティのファシリテーション、ホテルの運営まで行っています。

これ、ゴールを描いてから始めたわけではありません。
色々とやっているうちに自然と「なった」のです。

10年前の自分たちが、今の事業を見たらビックリするでしょう。

何が正解かリーダーにも分からない、計画を立てても状況変化が激しく、その通りに行かない、そんな時代には強い形態だと実感しています。

譲れるものが多い方が、変化に対応できると考えています。

それでは今日も素敵な1日を。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです。

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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