新しい挑戦に成功する企業と、頓挫する企業の違いは、初期の環境整備にあり

何か新しいことに挑戦する際には、必ず「環境整備」が必要です。
環境整備とは、「ゆとり、暇(いとま)を創る」ということ。
これ、本当に重要なんです。

これをしないと、社員さんは積極的・主体的に新しい取り組みに挑戦する気になれません。
これから何かに挑戦しようと考えているリーダーは、はやる気持ちを抑えられないと思いますが、まずは土台である「ゆとりづくり」に取り組む必要があると思います。

実は、社長の望みを社員が望んでいない事が多い

今、株式会社たくらみ屋では「リボーン・プロジェクト」なるものを推進しています。
成熟産業に身を置き、新しい業態への変革を迫られている企業が多くあります。
また、後継者に代表を譲ることを考えている方もいます。後継者には自分のようなカリスマ性がない、そこで自律型集団への「生まれ変わり」を目指す方もいます。
たくらみ屋のブログは要チェック!

相棒、森本繁生はこう言います。

「プロジェクトの最初にやるべきは環境整備だ」

僕が社内研修にお邪魔する多くの企業さんで、環境整備の課題に直面します。
例えば、社長は「年商10億を!」「出店数300店舗!」と意気込んでいる、しかし、社員さんは別のことを望んでいることが多いのです。

別のこととは「残業を減らしたい」「ちゃんと休みが取れるようにしたい」といった事です。
「社長の言うことも分からないわけじゃないが、これ以上忙しくなったらたまったもんじゃない」そんな気持ち的な障害がある状態で邁進はできません。

指示ゼロ経営では「望みの統合」を重要視します。
社長と社員さんの間に、望みの不一致が起きていたら上手くいくはずがないと考えるからです。
望んでいない社員を動かすためにはアメとムチが必要になりますよね。
余計な仕事が増えるわけです。
労力もコストもかかる。
やらされの人は創造的な仕事はできません。

これが、同じように望んでくれていたら、あれこれ仕組まなくても主体的に動いてくれます。
とてもシンプルになる。
自明のことです。

気持ちの面だけではありません。
ゆとりがないと仲間を助けることができませんが、これが業績悪化、プロジェクトの推進を妨げます。

どういうことか?

仕事は、流れと繋がりで成果を生みます。
個人事業主のように1人で完結している場合は良いのですが、大抵、次の工程に渡しながら仕事が完成しますよね。
つまり、自分が出来たとしても次の工程で詰まったら「全体として」成果は出せないのです。

ゆとりがあれば、詰まっている工程に助けに入ることができますが、いっぱいいっぱいだと出来ません。
ゆとりは非常に大切なのです。

冒険に出る前に、必ず環境整備を行う

さらに、新しい挑戦にはそれなりの知識・スキルが求められます。
ゆとりがないと、新しい知識を学ぶ時間も取れません。
まったくの丸腰で冒険に出るようなもの、とても危険だと思います。

さて、では、どうすればゆとりを創ることができるか?という話です。
森本繁生は「段階を踏んで進めていく」と言います。

効果のない仕事をやめてしまう。

まずは業務のリストラです。
職場には「アウトプットのない作業」がたくさんあると言います。
「昔からやっているから」「先輩、上司に言われたから」…そんな理由だけで受け継がれている(効果のない)仕事は結構多い。

それを判別する問いがあります。
「その仕事は何のためにやっているんですか?」
この質問に即答できない仕事は、やめてしまっても問題ないと言います。

一番、弱い工程に合わせて仕事を流す

ここが森本繁生の本領発揮です。
先程の「流れと繋がり」の話ですが、工程の流れの中で一番、弱い箇所を「ボトルネック」と呼びます。

ボトルネック以外の工程がいくら頑張っても、ボトルネックで詰まって、そこから先に流れないのだから「ボトルネックが会社を決める」ということです。

いや、ボトルネック以外が頑張ってしまうと、ボトルネックには未処理の仕事が山積みになります。
毎日、残業に追われ疲弊しています。
さらに、ボトルネック以外が「お先に!」なんて定時に帰ると、「ふざけんな!」となり人間関係が悪くなります。←これ、すごく多い!

「全体として」成果を上げる気持ちが萎えてしまいますよね?

これでは冒険に出る気持ちにはなりませんし、強引に出発したとしてもさらに業務の流れがさらに悪くなるでしょう。

きっと離職率は上がり、労使間の争いも頻発すると思います。

冒険には作法がある。
まず最初にやるべきは環境整備だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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