学習する組織が育ってみて、僕がメリットと感じた4つのこと

先週の土曜日は岩手県で出版記念講演を行いました。
新しいご縁ができ、とても嬉しかったです。

今後の予定は、4/13(大阪)4/14(京都)4/20(東京)です。
https://www.shijizero.jp/archives/9366


さて、もう、社長、上司が部下を一方的に指導する時代は終わった、そう思います。
「学習する組織」なんて言葉がありますが、自分たちで学習し合う、学び合う方が何倍もお得だと思います。
それに愉しいしね。

何かあるとすぐに上司に聞いてくるのではなく、自分事と捉え、自分たちで解決した方が多くのメリットがあります。
全員にとって。

今日の記事では、そのメリットを紹介したいと思います。

個々ではなく集団と関わるから賢い集団が育つ

学習する組織を実現したければ、「個々と関わる」という、これまで良しとされていた指導スタイルを変える必要があります。
部下1人1人と深く関わる上司は良い上司とされていましたが、こと自律型組織に関しては違います。

そもそも、部下全員と均一に関わることは非常に難しいと思います。
上司も自分の仕事を持っているから時間は限られます。
さらに、指導は仕事ができない部下に偏るから、多くの部下が関わってもらえません。

部下も上司に聞くのは遠慮があるから、つい相談を先送りすることも多いと思います。
分からないことを放置したまま先に進むと、余計に分からなくなります。

また、上司のマンツーマンの指導だと、上司の限界が部下の限界になりやすいです。
いちいち指示を仰いでいたら時間もかかりますしね。

指示ゼロ経営では、上司は「集団と関わる」というスタイルを取ります。
集団に課題を与え、学び合い助け合い課題に取り組んでもらいます。

これが徹底されると上司の言葉が変わります。
「みんな」という言葉が多くなるのですが、集団と関われば当然、そうなりますよね。
集団と対話するから集団内の関係性が強化されるわけです。

部下も、何か相談がある時は1人で来ずに、みんなで来ます。しかも、みんなで話し合った上で、それでも分からないことがある時に来ます。
多くの場合、こういう相談は上司にも正解が分からないから、上司も一緒になって悩み考えます。

そんな上司の姿を見た部下集団は、「この人に依存してもダメだ」と知りますので自立は加速します。

集団と関わることで多くのメリットがあります。

学習する集団の4つのメリット

三人寄れば文殊の知恵が生まれる

多くの場合、1人で考えるよりも集団の知恵を結集した方が素晴らしいアイデアが生まれます。
僕が指示ゼロ経営をやってみて感じた、一番大きなメリットです。

分からないことを放置しなくなる

以前に、東大生に「どうすれば東大に入れるの?」と聞いたら、「分からないことを放置したまま先に進まないこと」と言われました。
僕は、高校時代に三角関数でつまずきましたが、それは分からないことを放置した…基礎を作らず、その上を建ててしまったからです。
上司に聞くのは遠慮がありので、分からないことを放置してしまいやすい。
仲間との学び合いは学習の穴をマメに埋めることができます。

教えた側が最も学習する

人は聞いたことの5%、読んだことの10%、見たことの30%しか学習できないそうです。
一方的に教えたことは忘れてしまうのです。
これに対し、自分で言ったことは50%、自ら体験したことは75%を学習するそうです。
さらに、教えた時は90%を学びます。
教えた人も教わった人も賢くなり、集団の賢さが加速します。

上司の「目が届かない」という悩みが消える

よく「隅々まで目が届かない」という悩みを持つリーダーがいます。
物理的にも能力的にも、1人の人間が全体を管理するのは限界があると思います。
リーダーの目は1つ(2つ)しかないのだから。
これができるのは聖徳太子くらいじゃないかと思います。

これが学習する組織の場合、人数分の目を持つことができます。
問題や困っている人を発見する可能性は格段に上がりますよね?
仕事は繋がりと流れでできています。自分ができたとしても、その先で滞ったら全体として成果を出すことは難しい。
結果、誰も得をしません。
「足手まとい」という発想は部分最適…個と個が分離された組織で起こる現象です。
多くの目で観て、問題を発見する、困っている人を助ければ全員が得をします。

またサボる部下も、上司の目は誤魔化せても仲間の目は誤魔化せません。
自浄作用が働くのです。

ざっとメリットを上げましたが、学習する組織は変化の早い時代に合っていると考えています。

集団と関わり対話する、そんな習慣を始めてみてはいかがでしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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