「大いなる勘違い」が最高のモチベーションを発動させる

3日間モチベーションについての連続記事を書きました。
今日で最終です。
↓1話はコチラ
「社員のヤル気の低さに悩んだ時は、まずは利害が一致しているかを確認する」

↓2話はコチラ
「チームで」取り組む課題目標を設定することでモチベーションはUPする

最終日は「大いなる勘違い」が最高のモチベーションを発動させる、です。

僕の経験では、人が最も育つ瞬間は、お客様に喜ばれ感謝された時、そして社会のためになることをやっていると自覚(もしかしたら勘違い)した時です。

例えば、僕は夢新聞という活動をしています。
夢新聞とは、自分の夢が実現し、将来、新聞に載ったとして、その新聞にどんな事が書かれているかをイメージして新聞づくりをするワークショップです。

2010年に、ひょんな事から始めた活動ですが、途中で止めなかったのは東日本大震災の被災地で開催した時の体験があるからです。

2011年8月に岩手県大槌町でワークショップをやりました。
津波で壊滅した町です。仮設小学校で行いました。
とても怖かったです。
親を亡くしたお子さんがたくさんいます。お友達を亡くした人もいます。
街は瓦礫の山…そんなところで夢なんて語って良いのか?…とても怖かったです。

しかし、子どもたちの生命力は凄かったです。
みんな大槌町が復興して、震災前よりも良くなっている未来を描きました。

そして、何より僕が感動したのは、子どもたちの夢を聞いた大人が勇気づけられていたことです。
「じいちゃんの後を継いで漁師になった。港に活気が戻った」

高台に避難している数日の間、担任の先生が守り勇気づけてくれたからだと思う。
「教師になった」と書いた子がすごく多かった。

悲しみ傷つき、未来を描けない大人たちもいました。
小学5年生の長男と一緒に参加されたお父さんは、震災で奥様と次男を亡くしました。
お父さんがメモ書きした夢を見た時、僕は胸が張り裂けそうになりました。

「3月11日以前の、家族6人で幸せだったあの日に戻りたい。次男◯◯をこの手でもう1度抱っこしてあげたい」

叶わない夢です。

長男の子は最初、ずっとふさぎ込んでいましたが、お父さんのこの夢を見た時に、急に手が動き始めました。

ワークが終了、彼が描いた夢には6人の家族が幸せそうに暮らす様子が描かれていました。
お父さんは、自分では夢を叶えられない。でも、僕なら叶えてあげられる…
6人のうちの1人は、おじいちゃんになったお父さんでした。

お父さんは涙を流していました。
「子どもに勇気づけられた」そう言っていました。

僕は「少しでも人のお役に立ったんだ」…その時に感じた誇りは今でも胸にしまっていて、夢新聞を続ける原動力になっています。

大げさに言うと、与えられた使命とさえ思っています。
本当に使命であるかどうかは分かりません。
だから「大いなる勘違い」と表現するのです。

今、会社が存在しているのは、支えてくれるお客様がいる証拠であり、お客様のお役に立っているからです。
そうでなければ、とうの昔に潰れているはずです。

あなたの会社があって良かった、あなたがいてくれて良かった…そう思ってくれている方が必ずいると思います。

その気持ちを受け取った時に真のモチベーションが発動する、僕はそう思っています。

それでは今日も素敵な1日を!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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