ミーティングの質を高める決め手は「積極的にしゃべらない人」の存在である

ミーティングでよくしゃべる社員とそうでない社員がいると思います。
会議を活性化するためには、みんなが活発にしゃべって欲しい、そう思いますよね。
でも発言するのは一部の社員だけ、他の社員はダンマリ…他人事ということは多いと思います。
話し合いのテーブル上に多くの意見・アイデアが上がることは組織が正しい判断をするために欠かせない要件です。
どんどん発言して欲しい…でも、積極的に発言しない人を悪者にすると組織はバカになります。実は、非常に重要な存在なのです。

積極的に発言をしないに人は思慮深い人が多い

多くの人が発言をすることって想像以上に重要なことだと考えています。
想像以上です。
なぜなら判断のための多様な情報がたくさん揃うからです。より良い判断ができる。
今は変化が激しい時代です。変化に応じ「すぐに決めて行動する」ことが求められますよね。

一番早いのはトップダウンです。
でも、1人の判断は未熟です。トップのバカな判断に組織が引きずられる話は枚挙にいとまがないですよね。
あ、僕のことです 笑
だから「集団の知恵を」「スピーディに」生み出すことが求められるのです。

よく活発に発言をしない人を責める人がいます。「積極性がない」と。
でも、積極性だけで人を測ることは大きな間違いだと思うのです。
ノリが良い人は深く考えずにものを言うことがあります。
思慮深い人は簡単に発言しません。
役割だと考えるのです。
ノリが良い人がいないと議論が始まりません。でも議論を深めるには思慮深い人が必要になります。

だから様々な「役者」が活躍できる舞台を用意することが大切だと思うのです。
そのためには役者を知ることから始めることだと考えます。
知らなきゃ演じようがないですからね。

一部の人だけで盛り上がるのを防ぐためには「求めニスト」と僕が呼んでいる役者が必要になります。
「◯◯さん、何かないですか?」と発言を促す役割です。

思慮深い人は促されると発言します。

そういう役割、チーム内にいませんか?
その人が重要な役割を担ってくれていると認識していますでしょうか?
求めニストが1人いるだけで発言の機会が増えて、会議のクオリティが高くなります。

思慮深い人が活躍する場を創る「求めニスト」

思慮深い人は、みんなが盛り上がっている背後で冷静に考えますので、議論の不具合によく気づくのです。
だから発言を求められると批判的な意見を言うことがあります。
これまで黙っていた人が口を開いた途端に反論をし出すと周りはビックリします。
すると「水を差した」と勘違いする人が出ます。
そうではありません。良くしようと思い勇気を出して発言したのです。

その人がいないとチームが集団催眠にかかったように地獄にまっしぐらということになりかねません。
怖いですよね。

だから、そういう役割が必要だというチームでの認識…役者を知ることがとても重要だと考えるのです。

逆に知らないとリーダーは積極的に発言しない人を「ヤル気がない」と評価し、烙印を押された社員はさらに1人だけの繭に籠もるようになります。

役者は他にもあります。
話し合いの内容を要所要所でまとめる「まとめニスト」も重要な役者です。

チーム内にいませんか?自分はあまり発言をせずに書紀をする人。
まとめニストがいないと、議論が変な方法に行ってしまうこともありますし、各々が自分に都合よく解釈して、後にトラブルになることがあります。

そしてまとめニストも思慮深いタイプが多いので、自分から積極的に「これまでの議論をまとめると…」と言わないことが多いと思います。
だからここでも「求めニスト」に活躍して欲しいのです。「◯◯さん、これまで話し合いをここで整理してくれない?」と。

ミーティングは積極的に発言する花形ばかりが注目され評価されがちですが、実は「縁の下の力持ち」の存在が大きいのです。

今日から、あまり積極的に発言しない人の役割を意識してみてください。
彼ら彼女らが活躍してチームが賢くなるために、リーダーは役者たちの存在を認め感謝することだと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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