我が強い社員が多い会社は革新的な偉業を成し遂げる可能性がある

我が強い人っていますよね?
そういう人がいると会議がまとまらなかったり衝突が起きて大変だと思います。
つい「そういう人がいると困る」と考えがちですが、僕はそうではないと考えています。
我が強い人がいる企業の方がイノベーションを起こすと考えているのです。

どうして?
今日は、その理由に迫りたいと思います。

最高のチームは、大抵、衝突の混乱状態を経験している

経営者なら誰でも、自分の意見に賛同してくれる部下が好きだと思います。
僕もそうですもん。
でも、それってリーダーにとって居心地は良いかもしれませんが、企業発展の視点からすると危険です。
社内にイエスマンが多い企業がどうなるか?は歴史が証明しています。

集団(組織)には大きく分けて3つ、細かくは4つの状態があると考えています。

リーダーによる独裁状態

これは乱暴な独裁と、恩着せがましい独裁があります。
前者は権力でねじ伏せるタイプ、後者は「お前のためを思って言っているんだぞ」というタイプです。
いずれにせよリーダーが白といえばカラスも白になる集団です。
リーダーが賢ければ集団も賢くなりますが、今の時代、リーダーと言えども常に正解を出し続けることは困難です。
また、部下は常に他人事なので、現場が主体的に動くことは期待できません。
変化が激しい時代には弱い集団だと思います。

無難な案しか出せない村社会

これは僕が最も嫌いな集団です。
みんなが、みんなに気を遣って、無難なことしか言わない。
反論するヤツは「空気が読めない」「水を差すヤツ」と避難されます。しっかりとした議論ができないので良いアイデアは出ません。
AでもありBでもありCでもある、最大公約数的なアイデアしか出せません。
イノベーションとは程遠い集団です。

意見の衝突、混乱が多発する集団

これが冒頭の我がぶつかり合う状態です。
Aを主張する人、Bを主張する人、Cを主張する人…時に言い争いになり非常にストレスがかかる状態だと思います。
しかし、独裁と村社会に比べれば「はるかに」良い集団だと思います。
その理由は、多様な意見がたくさん話し合いのテーブルに出るからです。
集団が賢い意思決定をするためには様々な意見・アイデアが必要です。

独裁と村社会では自由にものが言えないので、これができないのです。

先日、研修に参加してくれた企業さんが、「ウチはこの状態だ」と言っていました。
話し合いに耳を傾けると、確かに言いたいことをズバっと言う社員さんが多かった。
反論する人もいた。

僕は、この状態を経験した集団だけが、次の状態…共創・協働の指示ゼロ集団になると確信を持っています。

強い個性が集結して最高の調和を生み出すには何が必要か?

我の衝突状態を経て、共創・協働の状態に移るのは、JAZZのジャムセッションに似ていると思います。
ジャムって最初は個性が衝突して演奏にならないのです。
不協和状態は結構、長く続きます。
でも、やがて個性を発揮したまま調和する、最高のハーモニーを奏でます。この時の一体感たるや感動ものです。
時間が止まったような「フロー状態」を体験します。

これは限られた時間で最高の演奏を披露したいというプレイヤーの想いがあるから実現することだと考えています。
ビジョンがあると言い換えても良いと思います。

ビジョンがないと、「どうでもいいや」となり無難な村社会に陥ると思います。

これは企業活動にも言えると考えています。
決められた期限までに最高の結果を出したい、とみんなが思った時に、我を超えた調和が起きる。

つまり、制限時間が必要。
そして、みんなが実現を望むビジョンが必要だということです。

自分の我を通したくての発言ではなく、絶対に達成したいことを実現するための発言になった時に、集団はより良い選択ができます。
たくさんの良いアイデアが話し合いのテーブル上に出るし、その中から実現のための取捨選択、あるいはアイデアとアイデアの統合を行うことができるからです。

その典型が「危機からの脱出」だと思います。
あまり経験したくはないですが、「このままではヤバい」となった時は、みんなの心が1つにまとまるものですよね。
そんな経験、ありますよね?

危機であろうと理想のビジョンであろうと、みんなが実現を強く望むものがあれば、人の集団は最適な状態を「勝手に」つくる力あるのだと考えています。

できれば危機は避けたいものです。
みんなで力を合わせないと達成できない、みんなが実現を望む未来を設定することが、集団の育成には一番だと考えています。

そういう意味で、我が強い人が多い集団には希望があると思うのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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