自由だけど責任を負っている…部下に適切な責任を持ってもらうためには

部下を支援するサーバント型リーダシップは成功するのか

最近、「サーバント型リーダシップ」という言葉をよく耳にするようになりました。
部下に仕える、部下を支えるリーダシップスタイルです。
青山学院大学、陸上部の原晋さんがこのスタイルだと言われています。
鬼軍曹のような独善的なリーダーは時代遅れ、確かにそんな雰囲気はありますよね。

エン転職の調査によると、30歳以上の転職希望者の77%が「サーバントリーダーが良い」と答えています。
そりゃそうだよね。高圧的な鬼よりも優しい上司の方が良いに決まっている。
でも、実はサーバントの方が厳しいのです。
「手塩にかける」と言いますが、かけすぎると甘くなる…ちゃんと責任を持ってもらわないと上手く行くはずがありません。

責任のあり方が成功の鍵を握ると考えているのです。

通常、チームの責任は上司が負います。
鬼軍曹は、全体に課せられた責任(目標)を個々に振り分けて「結果が出せなかったらタダじゃおかない」と発破をかけます。
成果が出る具体的な指示を出す軍曹は良いのですが、指示は出さないが責任だけを押し付ける悪魔もいます。
この場合、部下にとっては「責任を取らされる」ということになります。

サーバントの場合も上司がチームの成果責任を負います。
部下が何の責任を負わずしてサーバントをやると、甘くなるのは当然ですよね。

僕は30代の頃、ある研修で「成果は、すべて社長の責任」と教わりました。
それは正しい。
しかし、僕は考えが浅はかなまま、サーバントをやってしまったのです。(当時はサーバントという言葉はなかったと思う)
「すべての責任」を僕が負ってしまったのです。
すると、社員にヤル気がないのも自分のせい、チームが活性化していないのも、成果が出ないのも、全部、自分のせい、と考えるようになり、気がつくと被害者意識にさいなまれてしまいました。

「なんでオレ1人で頑張っているのに、社員は他人事なんだ」と。

責任に対する考え方が浅はかだったのです。
しかし、そのお陰で指示ゼロ経営が開発されました。

部下には「果たす責任」を負ってもらってこそサーバントは成功する

責任には3種類あります。
1つは、先程の「取らされる責任」です。これは最悪、悪魔の責任です。悪魔の上司は手柄は自分、失敗は部下のせいにします。
近くにいたらぶん殴ってやってください 笑

2つ目の責任のあり方は「取る責任」です。
これはリーダーに課せられた責任です。最終責任はリーダーにしか取れません。僕が研修で習ったのはこのことだったのです。
では、「責任は自分が取るから自由にやって良いよ」で上手くいくかと言えば、それは疑問です。もし、部下が仕事を自分事と捉えていなかったら、単なる好き勝手になってしまいます。
何も責任を負っていない人は良い仕事はしません。

だから部下には3つ目の責任のあり方が問われる。
それは「果たす責任」です。
成果を出すことを決して諦めないという責任です。前向き、未来志向の責任です。

この責任はすごく大変です。
果たす責任は「改善・改良し続ける責任」と言い換えることができると思います。
仕事は失敗の中から成功を拾う作業です。一発で上手くいくなんて事はないからね。
雨が降るまで踊り続ける雨乞いの部族と同じ根気が必要です。

ところが、この責任を負っていないなヤツは途中で放り出しちゃうのです。
「責任は上司が取るし、上司は自分たちに仕えるのが役割だ」なんて何様か?というような態度になってしまいます。

これは部下を一人前として観る視点から成り立つ責任のあり方です。
一人前は、自分で決めてやったことに対する結果、変化を自分で検証して次に活かす人を言います。

サーバントの方が、実は厳しいと言うのはこういうことです。

サーバントスタイルは指示ゼロ経営の1つの方法論だと思います。
リーダーは部下を一人前として扱う、部下は一人前の仕事をする、互いに自立した関係性で成り立つものだと考えています。

それでは今日も素敵な1日を!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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