社内にいる「構ってちゃん」をちゃんとした大人にするには?

部下に「それとなく」嫌な顔をされたり無視された時に「あれ?何か悪いことをしたかな?」と心配になることってありますよね?
何か不都合があれば言ってくれれば良いのに言わない。
気持ち悪いですよね?

僕は、その分かりづらいメッセージには基本的に反応しない方が良いと考えています。
なぜなら、それをする人の中には、それをすることで相手をコントロールする意図を持っている人が結構いるからです。
反応してしまうと、その人のコントロール下に置かれ右往左往します。

今日は、本来の仕事に集中するために、そういう事が起きない環境をつくろうという話です。

構ってちゃんが生まれるのは社員を子ども扱いするから

子育てに関して、子どものワガママに付き合うと「ワガママを言えば親が何かしてくれる」と学ぶので注意が必要だという話を聞いたことがあります。
僕は、多くの人が大なり小なりそれを学習して大人になったと思っています。
僕もそうです。
その秀才が「構ってちゃん」だと思います。

構ってちゃんはゲームが大好きです。
イジケてみたりすねてみたり怒ってみたり、無視をしたり嫌な顔をして周囲が構ってくれるのを楽しむゲームです。
そもそも構ってちゃんは構ってもらうことが目的なので、本質的な課題解決には関心が薄い傾向にあります。

構ってちゃんは自分が構ってもらう事に全力を傾ける

そのゲームに付き合っていては本来の仕事ができません。
ゲームに巻き込まれないことです。
ゲームが起きない環境をつくることです。

構ってちゃんゲームと相性が良いのは、企業で行う様々な人間関係向上の取り組みです。
「褒める」「賞賛する」「感謝する」…手を変え品を変え色んな取り組みをするでしょ?
こうした取り組みは「する」のは良いが「される」を期待する人が出るとややこしくなります。感謝や賞賛を他人に求めるようになるとゲームの始まりで、「構ってちゃん」が増殖します。
人間関係を良くしようと頑張ったのに、余計、ややこしい問題が発生するという悲しい事態になりかねません。

では、どうして構ってちゃんが増殖するのか?と言えば、取りも直さず構うからです。
職場の中で感謝することも賞賛することも大切ですが、それを過度にやる、相手にヤル気になって欲しいという意図(コントロール)で行うと構ってちゃんが増えてしまいます。
子どもみたいになるのは子ども扱いするからです。

構ってちゃんを大人にするには、大人として接すること

会社が指示ゼロ経営になると構ってちゃんはいなくなります。
なぜかというと、誰かに賞賛されたくて仕事をしないからです。
自ら決め、考え判断し行動するから。
自分軸で仕事をするようになるってこと。

「自分の芸は上司ではなくお客様に認めて欲しい」というプロ意識が芽生えます。
お客様に「最近、褒めてくれない…」とスネることはないですよね?
エネルギーが「次こそは!」に向かいます。

子どもはテレビゲームをするのに親からの賞賛を必要としませんよね。
というか怒られてもやるし。
よく、親が「ゲームに向ける情熱を勉強に向けてくれたら…」と言いますが、本来、勉強は面白いものなのに、自分で意義を持ち自らの意志でやらないから自発的に取り組まないのだと思います。

ちなみに、ゲームを止めさせたいと思ったら、ゲームをしたらうんと褒めることだと言います。
褒めて褒めて褒めちぎる。
で、急に褒めるのを止める。
内発的動機づけを外発的に変えると、外発的な刺激がなくなると意欲を失うということだそうです。(アンダーマイニング効果)

さらに怖いのは、褒める側にも「自分が関わると部下がヤル気になる」という快感が生まれることです。
「あたたのお陰」と言われたら誰だって気持ちいからね。
これにハマると賞賛する方、される方双方が共依存関係に陥り、なかなか抜け出せなくなります。
で、余計な構って問題が起きる。

構ってちゃんを大人にするには、大人として接することだと考えます。

ただし、本当に悩みを抱えているのに誰にも相談できないということは絶対に避けなくてはなりません。
したくても「相談できない」ということがマズいと思います。
「誰も構ってくれないから相談できない」ではなくてね。

「困っている人がいたらみんなで助ける」
「『助けて』が言いやすい環境を創る」

このバランスだと考えます。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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