あなたのメンタルタイプによって組織づくりは大きく変わってくる

僕は指示ゼロ経営の提唱者です。
「指示ゼロ」というネーミングは今から8年前に考えました。
いわゆるホラクラシーやティールと同じ自律型組織を言いますが、このネーミングにしたのは直感的な分かりやすさからでした。
ところが、これが誤解を生むのです。
「指示しちゃいけけない」と捉える人が多い…当然ですよね。

実は、指示ゼロとは「指示命令の必要がなくなる、する意味がなくなる」という現象が起きることを意味します。
本質は、社員が自らの意志で行動することにあるのです。
本質が体得できれば指示命令をしても、なんら問題ありません。

指示ゼロ経営は「指示しちゃいけない」経営ではない

社員が自らの意志で考え行動するようになると、指示命令は意味をなさなくなります。
自らの意志で動くので、社員は次の2つをやるようになります。
1、指示命令をしても堂々と反論する
2、スルーする

これでは指示命令の意味はないですよね?

もし、特に指示ゼロ経営を目指したわけもないのに、この状態になっていたら、それは凄いことです。
天然指示ゼロ経営です。
実は、こういう会社は結構あります。経営者の精神的ステージが高いことで起こる現象だと思います。
経営者が自分の我を押し通さないのです。

他にも、自ら考え行動するようになると報連相が違う形になります。
相談はない。報告は事後報告。
社長、上司の影響力で動くわけではないので、時として事後報告すら忘れることもあります。
それでは危険、そう思うかもしれませんが、そんなことはありません。
なぜなら、上司ではなく自分たちでチェックし改善するからです。

PDS(Plan計画ーDo実行ーSee検証)サイクルがあります。
ヒエラルキーの組織ではPとSを上司がやり、部下にはDをやらせます。このスタイルでは上司のSは非常に重要だし結果に対する影響力を持ちます。

ホラクラシーが機能すると、このサイクルを自分たちで回します。
上司ではなく、自分たちでSをするようになるってわけ。

部下たちによるPDSサイクルが回ると、上司も信頼して任せられるようになります。
結果的に、指示命令の必要がなくなります。

自分に合った指示ゼロ経営スタイルを確立する

さて、指示ゼロ経営における上司の立ち位置について考えてみたいと思います。
僕は、「集団に関わる」というスタンスをとりました。
集団の中には入らずに関わりました。
その理由は2つあります。
1つは、集団行動が苦手だからです 笑
僕の中に孤児(ぼっち)の原型があるからです。

集団行動には苦痛を感じる、だから外から見守るスタイルが性に合っているのです。
もう1つの理由は、中に入るとつい仕切ってしまうからです。
気付けば社長の独演場ってことになるからです。

集団の外から関わるスタンスは指示ゼロ経営のオーソドックスなスタイルだと思いますが、世の中には集団の中に入り指示ゼロ経営をする社長もいます。
中に入りますが、指示命令はしない、教えないというスタイルです。
この場合も、指示命令をしても堂々と反論する、スルーするという現象は起きます。

中に入るタイプには、現在、僕が発見した限りでは2種類のタイプがあります。
1、お父さんタイプ
2,お母さんタイプ

お父さんタイプは、中に入り「お父さん席」に鎮座します。教えない、指示もしませんが重要なことをつぶやくように言います。
「三方良し」とか。
部下は、その呪文みたいな、独り言みたいな言葉から自分たちの課題を発見します。

お母さんタイプは、部下に奉仕する「サーバント」というスタイルが得意です。
部下が仕事をしやすいようにサポートします。多くの場合、精神的なケアに重きが置かれるように感じています。
無条件の愛を追求します。

外から見守るか、中に入りお父さん的に鎮座するか、はたまたお母さん的にケアするか…
自分のメンタリティに合った方法を取るのが良いと思います。
また部下の成熟度によっても変わってくるかもしれません。

指示ゼロ経営には「型」がありません。
自社にあったスタイルを自ら発見することが大切だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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