人の心を動かすリーダーがやっている「感 即 伝」のコミュニケーション

組織にエネルギーを与え、抜群の行動力を生み出すリーダーに共通することの1つに「感性」があると感じています。今や、確信を持っています。

理屈を超えた、感性で対話できる能力です。
これを「声の文化」と言います。
対し、論理的な対話を「文字の文化」と言います。どちらも大切ですが、声の文化はリーダーに必須の能力だと考えています。

声の文化のリーダーとは、どんなリーダーなのか? そういうリーダーがいると組織はどうなるのか? どうすればなれるのか?…これが今日の記事のテーマです。

どんなに正しい理屈を吐いたところで人も組織も動かない

人間のモチベーションは理屈ではつくられません。頭で理屈が分かっても、心で解らなければ生まれない。
脳がそうなっているからです。
理屈は「人間の脳」…大脳新皮質で処理されます。情動、ヤル気などは「哺乳類の脳」…新皮質の内側にある辺縁系でつくられます。
組織にエネルギーを与えるリーダーは、辺縁系に訴える言葉を持っています。

聞く人の心を揺さぶる言葉…言霊の使い手を「声の文化の住人」と呼んでいます。
彼らは組織を動かします。
組織は、イノベーターがまず動き、全体に伝播するように行動が拡がっていきます。
イノベーターもまた声の文化の住人です。
iPhoneの発売前に寝袋を持って並ぶような人種です。革新的なことを粋と感じ、真っ先に行動するチャレンジャーね。

彼らの行動を見て、周りの人間たちは自分の行動を決めます。
つまり、イノベーターが動かないと組織は動かないというわけです。組織の中の多数派は、イノベーターの行動を見て、そこに合理的な理由(損得)を確認してから動き出します。

ところが現代人は声の文化が苦手だと思います。
周りに、声の文化の住人はすごく少ないと思います。1割もいないのではないでしょうか?
これは現在の教育が文字の文化を優先しているからだと考えています。教育は多数派を基準にプログラムされるからです。

では、どうすれば声の文化の使い手になれるのでしょうか?
キーワードは「感 即 伝」です。

「感 即 伝」の声の文化で社員に語ろう

「感 即 伝」とは、感じた(考えた、ではない)ことを即、言葉にすることを言います。
美しい花を見た時に、「キレイだ!」と感じたら、それをそのまま言葉にする。
文字にしたら平凡ですが、本当に心が動いた場合、それを聞いた人の辺縁系に響くはずです。
言語を超えた「何か」が伝わる。
「自分も見てみたい」とモチベーションが起きると思います。

面白い実験があります。
地球上には文字を使わない、あるいはトレーニングを受けていない人たちが結構います。
声の文化の住人です。
彼らに「木とはどういうものか?」と説明を求めれると「オレたちを守ってくれる神さ」とか「偉大な存在だよ」と答えるそうです。
人によっては答えられない。

声の文化の住人は、時に何を言っているのか分からない(笑)

文字の文化の住人は「根を地面に張り、そこから幹が伸び、季節になると実をつけ…」といった体系的な説明をします。
これは、ほぼ全員ができます。

あなたの知り合いに、木についての説明で「偉大だよ」なんて言う人は、ほとんどいませんよね?
いたら、ちょっと変わったヤツだと思います 笑

声の文化の住人は「感 即 伝」ができます。
もちろん、年がら年中そうだったら生活に支障をきたしますが、ここぞという時、人に何かを伝える時には必須の能力です。

組織にエネルギーを与えるリーダーは声の文化の達人です。社員に語る時に「感 即 伝」をやっています。
伝える時間のうち9割は論理的な説明でも、1割は声の文化で伝えています。

これができるか?で組織の躍動は変わってくると考えています。

声の文化のことを文字で伝えるのは大変ですね 笑

それでは今日も素敵な1日をお過ごしくださいね!


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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