今日は僕の著書「リーダーが『何もしない』とうまくいく」の発売日、今、僕が思うこと

今日、2019年1月18日は、僕の著書「リーダーが『何もしない』とうまくいく」の発売日です。
発売前から多く方が予約してくださり、とても嬉しいです。

昨年出版されて話題になった、F.ラルーの「ティール」やホラクラシーと言った自律型組織経営が注目されています。
今日の記事は、そもそもなぜ、今の時代に指示ゼロ経営なのか?
根本的なことを、改めて考えてみたいと思います。

創造性の時代、変化が激しい時代に指示ゼロ経営が強い理由

提案力のある会社ってありますよね?
価格などのスペックではなく価値を提供できる会社です。あなたが思ってもみなかった商品・サービスを創ったり、期待を超える接客をする会社です。
そんな時に、お客様が思わず言うことは「そうそう、こういうのが欲しかったんだよ!」

今は、モノが一通り出揃って、十分に満たされて、生活者自身も何が欲しいか分からないでいます。
モノを買うだけだったら、より安いほうが良いに決まっていますよね。
でも、価格競争で身を削るのは辛いし儲かりません。

だから「そうそう!こういうのが…」をお客様に言っていただけるようになりたいわけです。
創造的な集団に変容したい。
しかも、変化が速い時代だから、「現場で」「素早く」最適な意思決定をして欲しいわけです。
それが出来る集団のキーワードは「自由闊達」です。

どうすれば、そういう集団になるかは書籍を読んで欲しいのですが、指示ゼロ経営になると、社員集団が「勝手に」最適な状態をつくり出します。
「勝手に」というのは、リーダーの管理下ではなく、自分たちで課題を発見し、自分たちで考え判断し、決め、役割を決め、行動します。
同時に、行動の結果を自分たちで検証し次に活かします。
これらのプロセスを手段の知恵、「三人寄れば文殊の知恵」でワイワイガヤガヤと活発に行います。

リーダー1人の知恵を超えたアイデアを出しますし、その場、その時、その状況で素早く対応するので、変化が激しい時代に向いています。

集団が、あたかも1つの生命体のように活動するためには、リーダーには「集団と関わる」というスタンスが求められます。
指示ゼロ経営をマスターしたリーダーは、使う言葉が変わります。
「みんな」という言葉を使うようになります。

これは1人1人とは関わらないことを意味します。(絶対に関わらないわけではないです)
図解にするとこんな感じです。

リーダーが1人1人と係る場合、学びの数は、部下が5人の場合「5」です。
しかし、指示ゼロ経営の場合、「20」になります。
しかもリーダーの号令ではなく、必要に応じて「勝手に」学び合うので、めっぽう速い。

これが指示ゼロ経営の大きな特徴です。

指示ゼロ経営は働く人の人生の開花を支援する

僕が指示ゼロ経営を17年間やってみて思うことがあります。
組織として創造的で迅速になることで、課題解決力が高まります。これはリーダーによるトップダウンと比べると、数倍になると思います。

仕事はPDSサイクルで回します。Plan(計画)→Do(実行)→See(検証)の循環です。
これを数多く回しクリエイティブだと、かけた時間あたりの仕事量が圧倒的に多くなりますよね。
仕事で成功する秘訣は、とにかく色々やってみることだと思います。
失敗の本質は「上手くいかない方法が分かること」だと思います。上手くいかない方法が分かれば違う方法にすればいい…これが成功する一番の方法だと考えています。

でも、僕が実感した効果は、この先にあります。
指示ゼロ経営ではPDSサイクルをチームで回します。
「何を」「どんな出来栄えで」「いつまでに」「誰が、誰と」「どんなやり方で」(場合によっては「いくらで」)
これら「ひとしごと」を自分たちでやります。
すると、必ずと言ってよいほど、メンバー1人1人の個性が活きるようなたくらむのです。

そして、自分が担当した仕事で、自分でPDSサイクルを回すようになります。

するとスタッフは深い悦びを得ます。自分が活きている、それで人の役に立つという悦びです。
僕は、人生において最も大きな悦びだと思っています。

そして、やがて、「生かされている」という感覚を得るスタッフが出ます。自分は、何か大いなるもの(グレートサムシング)の、いち役者だと感じるのです。
役を演じているような、不思議な感覚です。
壮大なたくらみには、顧客、社会、社内の仲間といった多くの役者がいますが、その一部に組み込まれているという、全体感を感じる。

個性と全体の統合…これが真の自由だと思います。

僕は、PDSサイクルを自分で回す人を「仕事の主」と呼んでいます。
サイクルはらせん状のように上昇していき、仕事の達人になっていきます。
でも、それでは終わらない。
仕事の主の先に「人生の主」となっていくのです。

人生のハンドルを自分で握り、開花に向かい自由に行きていく…

僕が、今回の書籍に込めた想いです。

是非、書籍を手にして下さい。あなたも、あなたの大切なスタッフも、開花の人生を加速させるオープニングになると信じています。

それでは今日も仕事を愉しみま…あ、その前に書店に行ってね!(笑)

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!!


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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