課題解決能力の高い組織にしたければ「図解」を習得すべし

指示ゼロ経営(ホラクラシー)の肝は、集団がどれだけ早く賢い意思決定が出来るかどうか?です。
まだ十分に育っていないチームは集団意思決定が下手です。
対し、優れたチームは早い、上手い、安い(?)の吉野家状態ができています。

変化が激しい時代ですから、いちいち上司が指示命令していたら手遅れになってしまいます。
現場で素早い意思決定をすることが求められます。

今日は、そのための重要要件「見える化」「まとめ力」について考えていきます。

賢い意思決定のためにはアイデアの拡散と収束が必要

まずは集団が賢い意思決定をするために必要なことを確認しますね。
意思決定は1人でするのも大変ですが、これが複数人になるともっと大変です。
色んな意見が出るから、まとめるのが大変だからです。
この労を惜しむと集団は簡単にバカになってしまいます。当たり障りのない無難な意思決定になってしまうからです。
AでもありBでもありCでもある…最大公約数的なアイデアは極めてつまらない。

三人寄れば文殊の知恵、珠玉の知恵を出すためには、多様な意見が話し合いのテーブル上に登り、それを元に喧々諤々で議論する必要があります。

自由闊達な場にするためには心理的安全性が欠かせません。
自分の意見が頭ごなしに否定されない、素の自分で伸び伸びと参加できる雰囲気が欠かせないんだよね。
まずは多様なアイデア、意見をテーブル上に出すことが課題になります。

そして、次なる課題が待ち受けています。
それは、テーブル上に出た多様な意見を元に、解決の方法(考え方)を絞り込んでいくことです。これが出来るかどうかで集団の賢さが決まると言っても過言ではないと考えています。

多様なアイデア、意見がたくさん出ると、集団は混乱します。
混乱は失敗ではありません。必ず通過する状態…理想的な状態と認識することが大切だと思います。
賢い集団は混乱状態から「合意確認」を行います。話し合いの進め方をどうするか、の意見を出す人が出るのです。

すると、今度は「進め方」に関する多様な意見が出て、徐々に絞り込まれていきます。

さて、それを強力に進めるために役立つのが「図解」です。

図解をすると多様なアイデアが整理され解決の糸口が見つかる

テーブル上にたくさん出たアイデアを絞り込むのは本当に大変です。
出たアイデアは具体的なものから抽象的なもの、具体性はないが考え方や議論の進め方まで本当に多様です。
その状況にあり、賢い集団は「解決の方法、進め方」を絞り込んでいきます。
これを誰かが仕切ったりしたら、集団は三人寄れば文殊の知恵を活かすことはできません。
進め方にも自由闊達な議論が求められるのです。

最初はアイデアが整理されずに出るので、それらを体系的にまとめる必要があります。
「全員が見えるように」「分かりやすく」です。

それを強力に推進するのが「図解」です。
僕は、今年の秋(2018年)に図解に出会いました。
師匠は、日本図解協会、理事長の多部田憲彦さんです。

上の写真を見て下さい。
多くの人が出したアイデアをまとめている場面です。

図解は直感的に、一発で概念を理解するのに役立ちます。
僕も活用しています。
例えば、指示ゼロ経営で採用する人材の説明で考えてみますね。
指示ゼロ経営では「自分で考える力」「協働力」「成果意識」を併せ持った人が最適です。

これを図解にするとこんな感じになります。

より直感的に理解できますよね?

僕は思いました。
チームの中に、1人でも良いから図解ができる人がいたら指示ゼロ経営は一気に進むと。
繰り返しになりますが、アイデアをたくさん出すことよりも、それらを整理して絞り込む作業の方が大変です。
あまり混乱して人間関係の衝突が起きるのも、あまり得なことではないですよね。

図解は集団意思決定を上手にしてくれます。

是非、学んでみてはいかがでしょうか。

では、今日も素敵な1日をお過ごしください。

 


【現在受付中のセミナー】

■指示待ち社員が自ら動く社員に変わる 指示ゼロ経営ベーシックセミナー
共有された目標に向かい、社員さんが自分たちで課題を見つけ考え協働し成果を創る。
自律型組織を実際に体験しながら、その構築法を学ぶセミナーです。
・【残席3】12月18日(火)福岡開催

・2019年2月15日(金)大阪開催

・2019年2月20(水)東京開催


■「組織の創造性と自律性が高まる賃金・賞与の決め方セミナーin諏訪」
ワークを通じて、賃金が増えた喜びや、評価に納得しないといった体験をしながら最適な賃金制度を学ぶセミナーです。
昇給や賞与を計算するデータ資料が参加特典でつきます。
・2019年1月23日(水) 諏訪開催

■描いた未来が現実になる!TOC &指示ゼロ経営式ビジョンデザイン研修
社長が望むだけでなく、社員さんも顧客も社会も望む、そんなビジョンを描くことが成功の要諦です。
自発性の欠如、離職率の高さ、売上不振…こうした問題の根本原因は、魅力的なビジョンがないことかもしれません。
魅力的なビジョンは、理性と感性の両方を併せ持つ!社員さんが参画するから実現する!
・2019年2月9日~10日開催

 

The following two tabs change content below.
米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket