組織の成長を加速させるには効果的な共通言語を持つべし

社内に共通言語がある企業は底力があると思います。
しかも深い概念を含んだ共通言語です。
例えば、たくらみ屋の「たくらみ」には深い意図があります。
三人寄れば文殊の知恵、創発(ワイガヤ)で創造的な企画を立てることを意味する言葉です。
自由闊達で愉快な風土をイメージしています。
広辞苑に載っている意味とは少し違う、自分たちの考え方を含んだ言葉です。

こうした概念を共通言語(パターンランゲージ)にすると、組織の成長は加速します。

今日の記事では、僕がオススメするパターンランゲージを紹介します。

まず、共通言語を選ぶ際のコツをお伝えしますね。
それは「感覚で解る言葉」だと考えています。よくカッコいい横文字を使う人がいますが、それよりも心に響くシンプルかつ温かみのある言葉の方が良いと思います。

その理由はモチベーションは感じる脳…大脳辺縁系でつくられるからです。
辺縁系は言語は理解できません。でも言語でないと何も伝わりません。
大切なことは言語に含まれる感情とセットで伝えることだと考えます。

優秀なリーダーほど簡単な言葉を使います。
「陳謝します」より「ごめんなさい」の方が、「感謝します」よりも「ありがとう」の方が感情がこもっていますよね。
僕は、それを研究した結果「やまとことば」が最適だということが分かりました。

簡単で感情を含んだ言葉を使うことは、組織に活力を与えるリーダーの必須能力だとさえ思っています。
その理由は人は頭で理解したからといって行動を起こすとは限らないからです。
行動は情動から生まれます。
「言っていることは分かるがピンと来ない」よりも「言っていることは分からないがグっと来る」の方が組織は動きます。
もちろん最高なのは「意味も分かるしグッとくる」です。

組織内のムーブメントは最初は感性優位の少数派から始まります。その後、安全が確認されると多数派が動き全体に伝播していきます。
「言っていることは分からないがグっと来る」で組織が動くのは、まず動いた少数派の行動を見た多数派が「これは間違いない」と判断し理解が生まれたからだと考えています。

共通言語に話を戻します。
共通言語には複雑な意味やポジティブな感情を含んだものが適していると思います。

例えば、僕は「皮算用」という言葉をよく使います。
事業計画のことですが、皮算用の方が、たくらむ愉しみが感じられますよね。

「成功基準、達成基準」→「出来栄え」
「構築する」→「こしらえる」
「ビジネスモデル」→「棚」(ぼた餅が落ちてくる棚という意味ね)
「PDS」→「ひとしごと」
「PDSができる人」→「仕事の主」

一例ですが、こういう言語が共有されると、言葉を投げかけた時点で、深い理解をベースに会話ができますので組織の成長が加速するわけです。

リラックスできる。気持ちが暖かくなる。ポジティブになれる。
リーダーは概念を含むと同時に、聞いた人の心に作用する言葉を使うことが大切だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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