近未来にはホワイトカラーとブルーカラーの区別はなくなると思う

世の中には仕事を創り出す人と、それを実行する人がいます。
いわゆるホワイトカラーとブルーカラーです。僕たちたくらみ屋ではワーカーと労働者と呼んでいます。
と同時に、全ての職業人がワーカーになって欲しいと、余計なお節介を考えています。
と言うか、そうしないと企業の成長はないとさえ考えているのです。
ブルーカラーと呼ばれる人たちも仕事の創造主…「仕事の主」になれると。

そうすることで仕事が楽しくなるし夢中にもなれます。だから高いパフォーマンスを発揮します。

僕はよくこんな質問(相談)を受けます。

「ウチの作業現場は決められた作業を決められた手順で行っているので創造性なんて発揮する余地がないのです」

同時に、だからモチベーションが低く会社に対する不満ばかり口にすると言います。
そんな状態でも仕事の主になれるのか?という質問です。

僕は100%の確信を持って「Yes !」とお答えします。
どうすればなれるのか?
これを考えるにあたり基本的なことを確認したいと思います。

労働者とワーカーは何が違うのか

労働者とワーカーの違いは「ひとしごと」任せられているか否か?だと考えています。
ひとしごと、とは「自分で計画して実行して、その結果(変化)を自分でチェックし次に活かす」…この一連を丸ごと任せられている状態を言います。
Plan(計画)−Do(実行)−See(検証)のサイクルを自らの意志で回すと言った方が分かりやすいですかね。

労働者はひとしごとを任せてもらっていません。
PとDとSの間に「余計な線」が入っているのです。
こんな感じね。

つまり、上司が計画し、部下(労働者)にやらせ、その結果を上司が検証し次の計画を立てています。

ちなみに家庭でも同じことが起きています。
例えば、親が子どもに「ゲームは宿題を終わらせてからやりなさい」と計画して子どもに指示します。ところが、これでは自分事にならないから子どもは指示を守りません。
それを見た親が「どうしたものか?」と次の手を考えます。

これでは一人前には育たないよね。
一人前を育てる最良の方法は「一人前として扱う」ことだから、ひとしごと任せることだと思います。

ワーカーはひとしごと任せられています。
だから働き甲斐を感じるし創造的にもなれます。

では、決められた作業をこなす労働者がワーカーになるにはどうすればよいのでしょうか?

職場環境や作業工程の改善を「ひとしごと」任せてみる

作業の標準化をしている会社は多いと思います。最もミスが少なく効率的な作業方法が決められていて、その通りにやるのがベストな場合は変えない方が良いと思います。
我流の方法を許してしまうと不良品の山ができる可能性があります。

この場合は、職場環境の改善や、より優れた工程の研究を「ひとしごと」任せるが良いと考えています。
いわゆるQC活動です。
これは特に創造的なことでなくても良いと思っています。

例えば、弊社の新聞配達は健康な方なら誰でもできる仕事ですし、全員が同じ手順で行っています。さぞかし退屈かと思いきや、そんなことはありません。

年に2回ほど全スタッフに集まってもらい、作業工程や、より働きやすい現場をつくるアイデアを考えるワークショップを行っています。

ものすごい発明なんて出ません。
「作業中にBGMを流したい」とか「年配者の荷物運びを手伝う」とか、そういうことばかりです。
それらを、どんどん実行してもらっています。
すると…

小さくても確かな変化が出るのです。
例えば、年配者の荷物運びを手伝うことで、その方の作業がスムーズに流れ、その後の工程に好影響が出たとか。
そして年配者のスタッフから「ありがとう!いつも助かっているよ」なんて言われたらやった甲斐があったと嬉しくなります。

他にも、「あいさつをしっかりやる」なんてことを宣言したスタッフもいました。
僕は現場を見てとても驚きました。爽やかな挨拶があるだけで、スタッフ間のコミュニケーションがこんなにも活発になるのだと。
コミュニケーションが良好だとミスが未然に防げることも分かりました。

たったこれだけでも立派な仕事の主です。
自らが変化を創り出したのだから。

もう、これからはホワイトカラーとブルーカラーの区別はなくなっていく、そう思います。
全ての人が仕事の主になれるのです。人生が豊かになると思うのです。

僕は、そんな時代が来るのが待ち遠しくてしかたがありません。

ほとんどの会社に単純作業の現場があると思います。
焦らず急かさず、根気よくやっていただきたいと思います。

では、今日も素敵な1日を!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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