同じような考え方の人間が集まると組織は弱体化する

色んな知恵が入り込む組織は創造性が向上する

おはようございます。
今日は地元の小学校で夢新聞教室を行います。
やっぱ地元だわ!
みんな知っている人だし、弊社のお客様だからすごくやりやすい。
今からワクワクしています!

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さて、同じようなメンツで集まって会議をしても全く斬新なアイデアが出ないという経験は誰にでもあると思います。
変わった人が入るとこれまでにない発想が飛び出し活性化することもよくありますよね。
今日は、創造性の高い組織にするためには、統一した教育ではなく、色んな知恵が入り込む仕組みが必要だという記事です。

件の小学校は課外事業の豊富さで有名で、PTAが主体となり年間20ほどの講座があり、講師は地元の人が務めます。
花寿司講座、味噌づくり、陶芸教室、茶道教室とバリエーションも豊富。夢新聞もそのうちの1つです。
子どもたちは自分の好きな講座を選択できます。
このような形態を「コミュニティスクール」と言いますが、狙いは「知の多様性」を取り入れることです。
学校は基本的に文科省が定めた学習指導要領に沿って授業を進めます。それは教育の均質化というメリットとともに、教師の個性を活かした授業を制限してしまいます。
僕らが子どもの頃の方が自由だったと思います。
理科や数学などは別として、社会科などは先生によって言うことが違っていました。
右も左もいて、当時僕は少し混乱しましたが、「色んな意見があるんだ」という事を知りました。

さて、話を企業に移します。

何を学ぶかは社員が自分で決める

コミュニティスクールの例を企業内の研修に例えれば、社内に様々な研修が用意されていて社員は自分の課題に合わせて受講できるということになります。
しかしそれは中小企業には難しい。
そこで現実的な方法として、研修(外部研修)の選択を社員が行うという方法になります。
上司が「お前、これに行け」と決めるのではなく、社員が自分で調べて決める。
しかしながら、余程のセミナーマニアでない限り世の中にどんな研修があるかなんて知らないから、わからない場合は上司がラインナップを用意してあげるという方法になります。
上司がラインナップした場合、どうしても上司の好みに偏るので自分で決めてもらった方がいいんだけどね。

研修の場合、高額ですから慎重になりますが、読書であれば好きな本を選択してもらった方がいい。
よく推薦図書を社長が指定して、感想文を提出させる企業がありますが、それも知の多様性を奪います。
言論統制と同じ効果があります。
自分で選択した場合、学習効果も大きいし、そこから得た知見を発表し合う仕組みがあると多様性を保ちながら知の共有ができます。
弊社の場合、どうやらランチを食べながら情報交換しているみたいです。

やるべきことがシンプルで、それを組織的に一気に遂行する時代…成長期は、知の統一が有効でしたが、各現場で創造性を発揮しながら主体的に取り組む場合、様々な知恵が社内に存在していた方がいい。

研修のあり方も時代に合わせ変わっていくのです。

さて、今から夢新聞教室に向けて出発です!

それでは素敵な週末をお過ごし下さい。

また明日!