夢よりも「自分がどんな人間なのか?」を知ることが大切

世の中には大きな夢を掲げ、計画を立て、本当に実現してしまう凄い人がいます。
僕の友人にもいます。
一方で、夢が途中で変わる人もいますが、こちらの方が圧倒的に多いと思います。
行動と修正の中で「観えてきて」が夢が定まるケースです。
 
まだ夢が定まっていない人は、夢を描くよりもまずは行動し、その中から「自分はどんな人間なのか?」を知ることが大切だと考えています。

人生は偶然の出会いから拓けていく

僕は夢新聞協会の理事長をやっています。
夢新聞とは、自分の夢・目標が実現した未来の新聞を自分の手で作るワークショップです。
未来の日付を入れ、自分の大活躍を「完了形」で表現します。
 
 
よく、夢は人に話した方が良い、紙に書いた方が良い、日付を入れた方が良いと言われますよね?
夢新聞でもこのスタイルをとっているのですが、真の目的は夢の実現ではなく「自分を知ること」にあります。
自分が何に憧れるのか?何にワクワクするのか?…自分の本質、性質を、夢新聞を書く中で探ることを目的にしています。
これまでに6500人以上が参加しましたが、まだ「自分が成るべき姿」に出会っていない…そんな方が9割以上です。
多くの方は夢が変わっていくと思います。
 
僕は、まだ定まっていない人は無理して定める必要はないと考えています。
無理して夢は持たない方が良いと。
なぜなら、定めてしまうことで「偶然の出会い」を逃してしまうからです。
提唱する「計画された偶発性理論」を提唱するスタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によると、「キャリプランは意味がない」と言います。
教授の研究では、個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことで決まっていると言います。
 
要するに計画的にはいかず、右往左往するうちに、人やモノやコトとの偶然の出会いがあり、そこから人生が拓けるというわけです。
 
う〜ん、自分のことを言われてるようだわ(笑)
僕が今、指示ゼロ経営を提唱しているのも自分のライフプランではなく、そうせざるを得ない状況に追い込まれたからです。

自分の役割を信頼し行動すること

僕は指示ゼロ経営を提唱していますが、その理由は不人気業種の新聞店のスタッフがイキイキ・ワクワクと仕事をするにはどうすれば良いか?と考えた結果ですが、そもそも(継ぎたくなかった)新聞店を継いだのは、僕が24歳の時に父が急逝したからです。
継いだ時期は新聞業界の衰退期でしたから、なお、その必要性は高かったのです。
あのタイミングで継がなかったら指示ゼロ経営なんて考えなかったかもしれないし、もっと遅いタイミングで継いだら守りに入りやらなかったと思います。
 
もともと自由を大切にする質だったので、指示ゼロ経営は天職だと思います。
「計画された」偶発性理論のネーミングが分かるような気がします。
 
まだ夢が定まっていない人は、とにかく行動することだと思います。
偶然の出会いは行動なしには訪れませんからね。
 
そして、「自分には成るべきものがあり、それに近づいていく」と人生を信頼することだと思います。
それはきっと、薄々知っているのだけれど、脳で理解できる(言語化)できる類のものじゃないから認知することができなだけだと思います。
 
天命というものが本当にあるかどうか?なんて証明しようがありませんが、僕はあると信頼しています。
僕だけではなく多くの人がそれを信頼し生きています。
 
偶然の出会いの中には辛いものもあります。
どう見ても人生が悪い方向に進んでいくとしか思えない出来事もある。
でも、そうした事もきっと「運ばれていくための」出会いなのだと思います。
 
無理して夢を持たない。
自分には成るべきものがあると人生を信頼する。
行動する。
 
「あなたは、あなたが成るべきものに、きっとなれる」
僕の師匠とおばあちゃんに言われた言葉です。
 
夢よりも「自分がどんな人間なのか?」を知ることが大切なのだと思います。
 
ワクワクする事に積極的なあなたが大好きです!
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。
 
 

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