仕事を自分事と捉える社員が育つビジョンの創り方

経営者にとって最も苦しいことの1つに、社員さんが会社のことを自分事と捉えないというものがあると思います。
すごく孤独ですよね?
でも、その原因は社員さんにあるのではなく環境がそうさせているのだと考えています。
 
どうすれば自分事になるのか?…今日はそんなことを考えたいと思います。

会社のためではなく自分のために働く

自分事の社員を育てるに際し、まず考えたいことは「人は何のために働いているか?」ということです。
僕は「会社のために仕事をしている人なんて1人もいない」そう考えています。
みんな幸せな人生を送るために仕事をしているのだと。
僕自身もそうです。
なぜ事業をやっているのか?と言えば、やっぱり豊かな人生のためです。
僕にとっての豊かな人生とは、自分の個性を活かして人に喜ばれること、そしてその対価を頂くことです。
いただいた対価は家族と楽しい時間を過ごす事に使いたいし、自分の個性を磨くことに使いたいと思っています。
 
人によって価値観は様々だと思いますが、みんな幸せな人生を送るために仕事をしている事に変わりはありません。
 
1人1人の夢を実現させるために会社がある。
そう考えると会社を大切に思うはずです。
会社がコケたらみんなの夢が実現しない事を本当に理解することでチームワークも良くなるし、業績などを気にするようになります。
 
だから、幸せな人生のために仕事をしているというメッセージを社員さんに投げかけることが非常に大切だと考えます。
 
つまり、それは社長が社員さんの幸せを真剣に考えることでもあります。
 
先日、宇都宮市にある企業さんで「BMR研修」を行いましたが、社長が本当に社員さんの幸せを願う方でした。

自分の幸せが実現するビジョンが自分事の社員を育てる

その会社は宇都宮市に8000世帯を顧客に持つ鈴木新聞店です。
社長は鈴木享さんです。
あ、全然関係ない話ですが、「すずきすすむ」6文字の中に「す」が4つもある(笑)
 
BMR研修は、1人1人の個性を活かし会社の目標を達成させることで、全員が幸せな人生を送る物語を、未来の新聞という形式で描くワークショップです。
新聞に載るような魅力的で社会性の高いビジョンを、全員参加で描きます。
未来の日付を入れます。
そこに到達するまでのプロセス、部署ごとのプロセス、1人1人の活躍。
仕事の成功を通じ1人1人がどんな幸せな人生を手に入れたかを書きます。
 
ひとことで言うと「物語性のある事業計画書」です。
 
僕は、鈴木社長が本当に素敵な人だと思いました。
新聞の制作中に色んな事業アイデアが出るのですが、その度に口酸っぱく、何度も言っていた言葉があります。
「それをしてあなたは幸せですか?」「自分の個性が活きていますか?」と。
 
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当然、アイデアは会社の業績に繋がるものでなければなりません。
しかし、業績向上も手段の1つ…幸せな人生を送るための手段であると言いたいのです。
社員さんは、最初キョトンとした顔をしていました。
「幸せにならなきゃダメだよ」なんて言う社長はそんなにいませんからね。
 
書き進めるうちに、社員さんの心の奥底からワクワクした気持ちが沸き上がってくるのが分かりました。
「全員で力を合わせて、この計画を成功させ、みんなが幸せな人生を送ろう」
そんな強い意志が伝わってきました。
それを物語る出来事がありました。
 
研修が終わって「お疲れ様でした」となった時に、一番古くからいる女性社員さんが大きな声で言いました。
 
「みんなで円陣を組もうよ!」と。
何度も何度も「やるぞー!」と大きな声を出していた。
 
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僕はすごく感動しました。
鈴木社長の目に涙が浮かんでいました。
 
完全に自分事に捉えてくれているんだな、そう思いました。
 
それでも社長は孤独です。
でも、同じ思いを持った、自分事の社員さんがいてくれたら、すごく勇気づけられると思います。
すべての人は幸せな人生を送るために働いている。
会社はその重要な手段である。
 
そう考えることで実現する世界です。

【BMR研修のお問い合わせはこちら】

全員参加で会社の未来を創る「BMR研修」
指示ゼロ経営を体験型ワークで学ぶ社内研修です。

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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