あなたの言葉に魂は宿っているか?社員の魂を震わす本気の社長

社長の言葉に魂はあるか?
論理的な説明だけになっていないか?

仕事の意義を社員の心に訴えられる社長がいる会社は強いです。

昨日、山形県酒田市の平野新聞舗さんの研修を行い、冒頭の佐藤一則社長の言葉に胸を打たれました。
「働く意義」を熱い思いで語っていただいたお陰で研修の価値が格段に高まったのです。

佐藤社長は、冒頭に1枚の写真をスクリーンに映しました。
社員さんの送別会の様子です。
退職される女性の名を「しえりさん」と言います。
佐藤さんは僕に「『しえり』で何か連想するものはありませんか?」と訊きました。
僕は思い付きませんでした。

実は、尾崎豊の曲「シェリー」が好きな父親がつけた名前なのだと教えてくれました。

送別会の終盤に、突然、音楽が流れた。
そう「シェリー」です。

このサプライズを仕掛けたのは店長の田村泉さん。
ステキな店長さんですよね?
退職する人に対する接し方は、その人の真の姿が出るんです。

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緑のポロシャツの方が田村泉さんです

感激で泣きじゃくるしえりさんの写真が映し出された時、僕は目を真っ赤にしていました。
こんなに突然に感動されられたことはすごく久しぶりだった。
まさか研修講師として来て、涙を流すことになろうとは想像だにしませんでした。

佐藤社長は話を続けました。

「感動を生み出す会社にしたいのです」

わずか3分で自分が目指すビジョンを伝えたのです。

さらに言えば、佐藤社長の思いを理解し実践した田村店長の存在は大きいと思います。

少し固かった研修の場が一気にステキな雰囲気に包まれました。

そして、社員さんたち、ド真剣に受講してくれました。
昨日はマーケティング・セールスが中心でしたが、社員さんは売ることじゃなく、本当にお客様に喜んでいただくことだけを真剣に考えていました。
途中、事務員さんがコーヒーを運んでくれました。

すると1人残らず全員が「ありがとう」と言葉を送る。
僕がトイレに行ってパートの方とすれ違うと「お疲れ様です」と言う。

これが、「働く意義」に裏打ちされた社員さんのモチベーションと行動です。

佐藤社長は、研修中のワークショップでがんばる社員さんたちの様子を眺め、「すごく良いアイデアじゃん!」と声を掛けていました。
何も指示を出さず、ただ懸命に取り組む社員さんを静かに応援しているという感じでした。
それは研修直前に、僕に渡しくれた1枚のシートにも現れていました。

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参加者の似顔絵と所属が描かれた紙です。
これは僕のためにという事もありますが、社員さんのためにやったことだと僕は感じました。

「感動を生み出す会社にしたい」
それは単なる言葉の遊びではなく、細かな言動に現れている本気なのです。

まさに、指示ゼロ社長だと思いました。
支持ゼロはないよ(笑)

言葉に、行動に、魂は宿っているか?

僕自身はどうなのか?

とても考えさせられる研修でした。

さて、今日は研修2日目です。

本気で行くよ!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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