【終了】経営の悩みの多くは「喜ばれる仕事」への転換で解決する

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世の中には2種類の社長がいます。
管理で社員を縛る社長と、社員の自発性に任せる社長です。
その差はどこにあるか?
僕は、色んな社長を見てきて「仕事に対する観念」が影響すると考えています。
全てではないが影響は大きい。

仕事は愉しいと考える社長は「愉しいことだから自発的にやる」と無意識に思い、細かな管理はしない。
そうでないと「管理をしなければサボる」と考える。

自分の内面が、そのまま組織運営に反映される傾向が強いと思います。

社長の仕事観が管理体制に現れる

社長自身が仕事は辛く愉しくないものと考えると、社員もそう思っているだろうと考え、サボらないように管理を強化したり報酬で釣るという発想になりがちです。

例えば、僕がそうでした。
20年前に家業を継いだ時に、仕事に楽しさを見い出せなかった。
新聞店の営業は訪問営業が基本です。
チャイムを鳴らして「よく来てくれたね〜」なんてことはありません。

インターホンで「どちら様ですか?」と聞かれ、「新聞の営業に来ました」なんて言ったら「結構です」と瞬殺されるから、何かと理由(言い訳)をつくりドアを開けてもらうことをしました(笑)

愉しくないでしょ?

それを社員にやらせるのが辛かった。
心の中に、常に「申し訳ない」という思いがあった。
そんな思いで仕事を続けるのは嫌だから、いつしか「営業の仕事は断られてなんぼ」と開き直り、感覚が麻痺し社員にもそれを強要できるようになりました。

しかし、同時に管理を強化することになった。
細かな営業日報、スケジュール管理を強化。
成果を上げた社員には報酬を出すようにしました。

麻痺していて気付かなかったけど、それは「仕事は愉しくないもの」という観念から出た管理体制だったと、今では分かります。

そして時代が時代だったから…新聞業界が衰退期に入ったから、どれだけ管理を強化しても成果が出ない。

そこで「営業を頑張る前に、お客様に喜ばれることをしよう」と仕事の質を変えました。
お客様に愛され必要とされれば、新聞以外のものを買ってくださると考えたのです。
電話応対、配達の仕方、クリスマスに独居老人を訪問する…徹底的にやりました。

そうしたら仕事が面白くなった。

社員を変える前に仕事のやり方を変える

この取り組みで一番変わったのは僕だったと思います。
自分がやっていて愉しいから、社員も愉しいだろうと思えるようになった。
細かな管理をしないから社員も本当に愉しく仕事をするようになり、その姿がさらなる社員に対する信頼に繋がるという好循環が生まれました。

しばらくすると営業的にも好影響が出ました。
新聞は買ってくれなくても、それ以外の商品を買ってくださるようになったのです。
そして、そのお客様がやがて新聞を取ってくれる。
成果を実感できると仕事はもっと面白くなりますよね。

営業不振、社員のモチベーション低下…この悩みが、喜ばれる仕事への転換で解決してしまったのです。

人は生来的に、喜ばれることが好きな生き物です。
「喜ばれる悦び」を体験すると、次も喜ばれたいと思うようになる。
社員が自発的に行動するのを見ると、社長も安心して任せられるようになり、現時点では企画の95%を社員が自分たちでやるようになりました。

こうなると仕事は面白いですよね?

指示ゼロ経営では、社員を教育して変えるのではなく、環境づくりに力を入れます。
人は本来、積極的で自律的だという前提に立っているからです。
その本質が発動する環境をつくる。

それが社長の仕事だと考えています。

さて、ここからはお知らせです。
「仕事を楽しいものに変える」…それをセールス・営業の分野で行うセミナーを開催します。
主催者の意向で、参加費なんと1000円です。
聞くだけではなく、実際に販促ツールを制作するセミナーです。

■テーマ: 「売り込みができない時代、どうすればセールスが出来るの?という悩みを解決!『マグネットセールス構築セミナー』」
■日時:5月13日(金)
■時間 19:00?21:00 (受付開始18:30)
■場 所 cafe ties(カフェタイズ)
長野県伊那市西町5863-1 城取建築設計事務所1F
http://cafeties.com/
※終了後に希望者で懇親会も同会場で行います。
■受講料:1,000円(当日いただきます)
※懇親会費用別途。アルコールあり4,000円 アルコールなし 3,000円
■定員 :40名(定員になり次第締切)

お申し込みはコチラから。

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それでは今日も素敵な1日を!