永く繁盛している会社には「安心感」と「ワクワク感」が両立している

おはようございます。
快晴の土曜日、僕の地元の小学校では運動会があって、子ども達が水筒を持って登校しています。

さて、僕は、ブログ内で自分の事を「僕」と書きます。
仲の良い友人と話す時は「オレ」です。
僕の友人で名古屋でブログやデザイン、文章術のコンサルをしている高橋さんは「ワシ」と自分を呼んでいます。
その勢いで「拙者」と言って欲しい(笑)

一人称には色んな種類がありますが、調べてみたら「拙者」よりも「オレ」の方が歴史は古いそうです。
古い方が残り、新しいものが廃れた。

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今日の記事は、変化の早い時代ですが、「変わらないもの」を軸に持とうという話です。
そのためには、社内に風土が必要で、それはルールで定められるものではないと考えています。

安心感とワクワク感が両立する会社は強い

僕は、永く繁盛している会社には共通する特徴があることに気づきました。
それは「いつもと変わらない安心感」と「常に新しいワクワク感」が両立していることです。
僕が好きな中華レストランは、基本は四川の伝統を守っていますが、行く度に新しい挑戦をしていて飽きることがありません。
だから何度でも行きたくなる。

人って、安心が欲しいけど、飽きる生き物です。
そんな人を相手に商売をするのって大変ですよね?

安心感とワクワク感の両立は簡単なことではないのですが、僕は「変わらないもの」が基本になると思っています。

「変わらないもの」という意味で、僕は娘が通う高校に注目しています。
創立してから90年以上経つのですが、建学の精神が今だに受け継がれているんです。
ちなみにその3つですが「質実剛健であれ 大道を闊歩せよ 弱音を吐くな」
硬派ですね〜

90年受け継がれてきたわけですが、よく考えたらすごいことです。
だって、教員も生徒も数年で入れ替わるわけでしょ?
総入れ替えが何度も行われたのに、3大精神はずっと受け継がれていく。

もちろん、時代に合わせて新しいものはどんどん取り入れていますが、軸は一切ブレていません。

文化ができると新しくなっても常に安心感のある会社になる

何故、それができるのかと言えば、文化になっているからです。
ルールではなく。

じゃあ、何で文化になったのかといえば、これは僕の推測ですが、常に自分たちの行動を3大精神に照らし合わせて考えているからだと思います。

入学式で同窓会長がこんな挨拶をしました。

君たちは今日、晴れて合格した。本当におめでとう!でも、本当は今日、ここにいたかったけど、それが叶わなかった人もいるのです。自分が合格したことは大いに喜んで欲しいが、涙を飲んだ人の事を考えるのが、「大道を闊歩する」という事です。

シビレましたわ!

ルールは人を縛るもの、損得の利害を調整するもの。
文化は自ら考え自ら行動を律していくもの、美しい生き方を志向するもの。

この違いは大きいいですよね?

社内に文化ができると、それは新しくなっても常に安心感のある魅力的な会社になると考えています。
社員が自発的に動いても、全体としての調和が取れるようになります。

どんな仕事をするか?の前に「どんな生き方をするか?」それをみんなで考えてみてはいかがでしょうか?
それでは素敵な週末をお過ごしください!