社員さんは、次の3つのどのモチベーションで働いているか?

経営する上で働く人のモチベーションの問題は非常に大きいと思います。
ヤル気のない社員を見ると経営者は本当にガッカリするし、時に「何で採用してしまったんだろう…」とボヤきたくなることもあると思います。

ヤル気のある社員と、そうでない社員は何が違うのか?
モチベーションはどこから生まれるのか?
今日はそんなテーマで記事を書きたいと思います。

まずは個人的な都合のモチベーションから始まる

「賃金制度を変えたら社員のモチベーションが上がった」という話をよく聞きます。
その多くは、業績と社員の賃金を連動させた時に起こっています。
業績が良くなればその分、社員の賃金が増える公正なルールを整備した場合ね。
これは分かりやすいモチベーションだと思います。

僕も経験がありますが、一夜にしてヤル気が変わるのだから、人間って現金だな〜と思いました。
しかし、これは長くは続きません。

「人は21日間で飽きる」と言いますが、このモチベーションは立ち上がりやすい一方で長続きしません。

このモチベーションを「パーソナルなモチベーション」と呼んでいます。
個人的な欲望です。

同じようなモチベーションに「好き、得意、負けず嫌い」があります。
これらも個人的な都合で立ち上がるモチベーションですよね?
賃金の欲求に比べると、長続きするように感じていますが、限界があると考えます。

モチベーションの柱は3つあって、その内の、一番立ち上がりやすいのが個人的なモチベーションだと思います。
次なる柱が立たると、さらに安定すると考えます。

より広い範囲の関わりから生まれるモチベーション

2つ目のモチベーションは「社会性のモチベーション」です。
人間は社会性の生き物で、これまで幾多の試練を共創・協働で乗り越えてきました。
おそらく、それが遺伝子レベルに記憶され、人間の基本的なOSになっているのだと思います。
(僕は学者ではないのでNHKの受け売りですが)

共創・協働が楽しいと感じるようにできているのだと思います。
どんな仕事も仲間とやると楽しい、そんな経験をした方は多いと思います。

僕が経営した新聞店の業務の中でも新聞配達は特に単調な仕事です。
変化を好む人には退屈な仕事です。
でも、年に1回、元旦の作業だけは、そんな人も楽しめます。
みんなで力を合わせないと仕事が終わらないから、とても素晴らしいチームワークが生まれます。
本当に充実した時間になるのです。

仲間の力との相乗効果が生まれるので、とても安定したモチベーションが発揮されます。

そして3つ目の柱。
それは「自分の道」と僕は呼んでいます。
共創・協働をする時って、みんなが主体的に事に挑むので、指示ゼロ状態になりやすいです。
その状況では「自分の役割を自分で決める」という自発的な動きが生まれます。
そういう時って大抵、自分の好きや得意を活かしますよね?

これは1つ目の柱(パーソナルなモチベーション)と同じなのですが、大きく違うところがあります。
それは、自分の好きや得意が仲間やお客様の役に立った時に、「大きな枠の中での自分の役割」を感じるのです。

この悦びは何事にも代えがたい。
生きている実感、生かされている実感を感じる、ミッション・天命の領域だと思います。
仕事とプライベートの境がなくなり、常に自分の道を生きている、そんな感覚です。

僕も、この段階のスタッフを何人も見てきましたが、それはハイモチベーションですし、何よりもキラキラ輝いています。
「もしかして社員の語源はシャインか?」と真剣に思ったほどでした(笑)

モチベーションには3つの段階がある。
ヤル気がないように思える社員さんも、可能性を秘めていると僕は信じています。
1つ1つ、立ち上がって、別人のように輝くと。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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