人を変えるのではなく、変わるのを待つ

経営は1人1人が違う役割を持つ舞台みたいなもの

社内にはヤル気があり積極的な社員もいれば、そうでない社員もいます。
どんなに優れた組織でも社員間には温度差があるもの。
温度差を内包したまま成長するのが組織だと考えています。

温度差はあって自然ですが、全員が役割を持っているか?が問題だと考えています。
全員経営です。
人は得手不得手があり完全な存在ではありません。
だから協働が必要で、ホモサピエンスはそれで幾多の試練を乗り越えてきました。

全員経営は、1人1人が違う役割を持ち、その集合体で勝負します。
舞台みたいだと僕は思っています。
主役もいれば脇役も、悪役も木の役(笑)もいて舞台は成り立ちます。
全員がルフィーのワンピースは面白くありません。

指示ゼロ経営は、役者を、言われなくても自分たちで自律的に決めることができます。

温度差はある、しかし全員が何らかの役割を持ち、チームがあたかも1つの生命体が出来上がるわけです。

こうして組織の底上げが成されていきます。

さて、問題なのは、ヤル気がない上に役割を持っていない社員がいる場合です。
これでは組織として機能不全を引き起こします。

しかし、協働はホモサピエンスの行動原理なので、教えられなくてもやる、とても自然な行いのはずです。
それが出来ないということは、何か不自然な環境になっている可能性があります。

本人を疑う前に環境を疑うべきです。
原因はいくつかありますが、よくあるのが、上司の手で部下を変えようとすることです。

人は自分で変わろうと思った時のみ変わる

よく「他人と過去は変えられない」と言いますが、本当にそうだと思います。
恐怖で支配し行動を変えることはできますが、それは真に変わったとは言えませんよね。
監視し続けないと維持できません。

「馬を水飲み場まで連れていくことは出来ても、水を飲ませることは出来ない」という諺の通りだと思います。

「人は自分の意志でのみ動く」

ではどうすれば良いのでしょうか?

今日の記事は諺の類が多いのですが、神話にその秘訣を見ることができます。
日本書紀に登場する天照大神の話です。

天照大神が岩戸に閉じこもってしまい世界が真っ暗になってしまった。
どう説得しても出てこない。
そこでとった策が、皆んなで楽しく踊るという作戦です。
外から聞こえる楽しそうな声が気になって、ついに岩戸を開けてしまった、という話です。

リーダーは見る相手が間違っているかもしれません。

ヤル気がない傍観者に意識が行ってしまいますが、ヤル気ハツラツの社員を見た方が良いと思うのです。
その部下と仕事を思う存分に愉しむ。

その姿を見て周りが育っていくのだと思います。

人間には生得的に積極性と自発性が備わっている。

「変えるのではなく、変わるのを待つ」

人材育成の要諦だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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