社内にいる「ボソッとさん」に会社を救う人材になってもらう

御社に「ボソッと」発言する人っていませんか?
会議では基本、発言はしませんが、時々ボソッということに凄く説得力がある、そんなスタッフです。
もしかしたら、そのスタッフには「積極性に欠ける」というレッテルが貼られているかもしれません。
消極は悪と考えがちですが、積極性=よく喋る、ではありません。

今日の記事は、そんな「ボソッとさん」が活きる経営について考えたいと思います。

会議いるいる4つのタイプ

僕は、人は生まれながらにして積極的であると考えています。
しかし、そう見えない人もいますが、それは育つ過程で消極的な振る舞いを覚えたと考えています。
積極性を失ったわけですが、失った替わりに得たものがあると思います。
例えば思慮深さです。

そして集団の面白いところは、色んな人が集うから集団は賢い意思決定ができることです。
全員が積極的に喋る集団は収集がつきませんからね(笑)
優秀な集団は、多様な人間が集い、その集団独自の秩序を作ります。しかも自律的に。

僕は、こんな風に集団内を観ています。

「喋りの頻度」−「思慮深さ」で4つの領域をつくり集団を観ています。

右上は「よく喋り、思慮深い」というあまりお目にかからないタイプです。
メチャ頭が良いのですが、周りが付いてこれないことが多いです。
しかし、話がこんがらがった時など、こういう人がいると助かります。
このタイプは自分を基準に考えると、周りがバカに見えるかもしれませんので、注意が必要です。

左上は「考える前に口が動く」タイプです。
テキトーな事をベラベラ喋るので、思慮深い人をイラッとさせます。
しかし、一方でイノベーターの資質があると思います。
新しい冒険はアホの世界ですからね、考えすぎると「何もしないのが得」なんて事になりかねません。
集団を起動させるために欠かせないと考えます。

左下は「いるだけの人」です。話についていけず、ずっと下を向いて黙っている事が多い。
しかし、邪険に扱ってはいけません。
集団が健全でいるためには、議論自体だけでなく、精神的なケアが必要で、チーム内にその重要性が共有されていれば、活躍してくれます。

さて、「右下」が「ボソッとさん」です。

発言を促すか、書いてから発言するかで機会を平等にする

喋りは少ないが思慮深い人は、集団が賢い意思決定をするために欠かせません。
彼らの持ち味が活きるためには、周りの力が必要です。

指示ゼロ経営には、集団意思決定において「求めニスト」という役割を持っています。
「◯◯さん、何かないですか?」と振る人っていますよね?
その人を指します。

求めニストが話し合いの最初の段階で振れば良いのですが、終わりの方に振ると、最後に完璧なまでに考えられた、身も蓋もない否定の「ボソッ」が出ることがあります。
あるあるでしょ?
こうなると、消極的な上に「空気が読めない」「水を指すヤツ」というレッテルまで貼られてしまい、居場所を失います。

集団は、基本的に賢いものですが、時として「極性化」という極端に間違った方向へ進むことがあります。
「ボソッとさん」はそれを防ぐ、非常に重要な役割を果たしてくれるのです。

ボソッとさんが活きるためには、話し合いの前に「書く」という方法を取ることも有効だと思います。
「書いてから」→「喋る」

そうすると、アイデア・意見が必ずテーブル上に出るので、最初から発言の機会が平等に与えられる事になります。

まとめ

リーダーは、自分の好みで部下を評価しないこと、色んなタイプがいて、補い合って集団が成り立っている事を認識することが大切です。
補い合うことをチームメンバーに求めることです。

それでは今日も素敵な1日を!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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