創造性豊かな会社にしたければ「目標必達」の考えは捨てる

気合が入ってマッシブな企業ほど「目標必達」が好きだと思います。
あるいは「失敗は許されない」なんて気合を入れている会社もあります。

時代に合っていない、僕はそう感じています。
なぜ時代に合っていないかと言えば、今は創造性の時代だからです。
必達の発想は創造性を破壊する危険性があるのです。

もし、従来の延長線上で仕事をしても結果が出ないならば、目標に対する執念は捨てた方が良いと思います。

創造性は、情熱を「今、ここ」に傾けていたら、結果として発動するもの

創造性は「空」の状態から発動すると言われています。
夢中、ドリームタイム、時間感覚を忘れるくらいディープに集中した時に「結果として」発動されるもの、それが創造性なのだと。

創造性は結果であって目的ではない

目的にして「どうすれば創造的になれるか?」と考えた瞬間に、遠ざかってしまう。
なぜなら目的・目標は未来だからです。
おそらくピカソは創造性など考えていなかったと思います。
情熱を「今、ここ」に傾けていたら、結果として発動されていたのだと。
もし、意識が未来や過去(後悔)、他者の評価に奪われていたら、あの生命力のある作品は生まれなかったと思います。

企業に話を戻します。
自社が置かれている環境が成長期であれば、必達の発想が功を奏すると思います。
成長期は、ガンガン活動する時期です。あれこれ考えずに活動量を増やすことが一番ですからね。
でも、この時代に成長期に身を置いている企業はほんの一握りで、ほとんどが成熟期にいるはずです。

「モノよりコト」
「モノの豊かさよりも心の豊かさ」

生活者の欲求が抽象的、高度になってきています。
とても創造性が求められる時代になりました。

つい「どうすれば創造性が発揮されるのか?」と考えてしまいますが、その思考から脱却しなきゃいけないのだから大変ですよね(笑)

偶然を味方につけ、ゴールを変更してしまう柔軟性を持つ

創造性が発揮されるためには(つい、この表現を使ってしまう 笑)明確な目標を設定しないことだと思います。
これはビジネスパーソンにとっては、とても気持ち悪い方法だと思います。
明確な目標を設定し、そこから逆算してシナリオを描く思考に慣れているから。
目標は不動でシナリオは柔軟、そんな思考でずっとやってきたから気持ち悪い。

レゴなどをやった経験がある方は、「なんとなく夢中で作っていたら、何だか最高のものができた」という体験があると思います。

僕は、現代の商いはこれに似ていると思っています。
でも、まったくゴールを描かずに活動をしたら、組織がバラバラになってしまいます。

だから目標は「不動」「必達」ではなく「希望」あるいは「予測」にするのが良いと考えるのです。
不動のものではなく、やっていくうちに変わるもの。
そうすることが「今、ここ」に集中することに繋がるのだと思うのです。

よく、ノーベル賞を受賞した研究者が「偶然の産物だった」なんて言いますが、偶然の出会いというギフトから道が拓けることが多い。

そのためにはキッチリとした計画書は作らない方が良いと考えています。
弊社ではホワイトボードに描きました。
それなら、すぐに修正できるし、全員が1つのものを見ることができるからです。

目標は「こうなったら良いな」という希望とし、そのためのシナリオを大まかに描きます。
シナリオを見た時に、「そうなりそう」と感じれば、目標は「予測」と捉えることができます。

そして、やってみて柔軟に変えていく。
シナリオを変えることもOKだし、より素晴らしいアイデアが思いついたら、より魅力的なゴールに変わることもある。

大企業の場合はこんな風には行かないかもしれませんが、中小企業なら小回りが効きますので、十分に可能だと思います。

このような柔軟なやり方を取るには、リーダーが1人で決めないことも重要です。
リーダーの独断で決め、リーダーの独断で変更すれば、部下は「振り回される」ことになります。
これでは主体的になれないし、常に「上司の気まぐれの被害者」になります。

創造性豊かな会社にしたければ目標必達の考えは捨てること、リーダーが1人で決めないこと、僕はそう考えています。

それでは今日という1日を思う存分に愉しみましょう!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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