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相談してほしい、という人には相談をしない方がいい

おはようございます。

僕は新聞の人生相談のコーナーが好きで、毎日読んでいます。
特に読売新聞の「人生案内」が好きで、世の中には面白い悩みがあるんだな〜と楽しく読んでいます。
回答陣が優れていて、結構言いたい放題(笑)
「僕はこう考えるけど、自分で考えな」というのが基本的なスタンスです。
例外もあり、具体的な方法論で悩んでいる人には具体的なアドバイスをします。

人は悩む生き物です。
僕も、あなたも、みんな悩みを持って生きています。
でも、悩みを相談するときは人を選んだほうがいいと思っていますし、相談をされた時の作法もあると思います。
今日は、人が自発的に育つアドバイスについて書きたいと思います。

相談の達人は、答えを出さない

僕は悩みがあっても滅多に人に相談をしません。
人を信じていないわけじゃないんですが、自分で深く考えるほうが性に合っているんです。
悩みは、直面する課題そのものと、心のモヤモヤがいっしょくたになっている状態です。
モヤモヤが解決すると、あとは冷静に課題に取り組むだけで、僕は1人で自分の内面を観る習慣があるので、モヤモヤは比較的自分で解決できてしまうのです。

それでも自分で解決できないときは相談をすることがありますが、「相談に来て欲しい」というオーラを出している人にはしません。
アドバイスをされるからです。

「アドバイスが欲しいわけじゃないの、話を聞いて欲しいの」という女性がよく口にする言葉は正しいと思っています。
解決策ではなく、解決に向かえる精神状態にしたいということ。
男は目標達成型の脳を持っているので、気持ちよりも解決策を与えちゃう。
オトコってバカだな〜と思う一方で、オンナは面倒だな、とも思います(笑)

相談の達人もいます。
青森県の岩木山山麓に「森のイスキア」と称する悩みや問題を抱え込んだ人たちを受け入れ、痛みを分かち合う癒しの場を主宰する、佐藤初女さん(93歳)の講演会に行ったことがあります。

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森のイスキアに行くと嘘のように元気になることで有名なんですが、その理由がわかりました。
講演会の後半は悩み相談でした。
会場から事前に悩みを提出してもらい、それに初女さんが答えるという方式で行われました。

でも、初女さんは何もアドバイスはしません。
「◯◯で悩んでいて、すごく辛いんです」という相談にも「それは辛いですね」としか言わないんです。
冷たい人なのではありません。
とても万感の思いで言っていました。
人には解決力があること信頼しているので、気持ちの整理がつくように、その気持ちを受け止めることだけに専念していると、僕は解釈しました。

自分のエゴを満たすためのアドバイス

世の中にはカウンセラーという仕事があります。コーチングの専門家もいます。コンサルタントもいます。
そうした職業には2種類の人がいます。
「アドバイスをしたい人」と「相手の幸せを願っている人」です。
前者の人にもたくさんあってきましたが、彼らは自分の欲求を満たすために「ダメな人」が必要なことを知っています。
ダメな人がいかにダメかを説明するのが上手です。

後者のアプローチは全く違います。
人は自分の意思のみで動くことを知っていて、自律的に解決できるように環境整備をします。
気持ちの整理ができるように話を黙って聞き、解決のための原理を紹介して、自分で考えるように促します。
日本メンタルヘルス協会の衛藤信之さんの講演会を聞いたことがありますが、衛藤さんは「カウンセラーが相談者に『先生のおかげで』と言われたら、そのカウンセリングは失敗だ」と言っていましたが、そういうことだと思います。

教えたがっている人の多くは、相手のことを思っているというよりは「自分が頼りにされたい」という自我に基づいていることが多いと思います。

経営者も同じです。
社員にアドバイスを求められることが多い立場ですが、その時の対応で潜在意識下にある本心が分かります。

僕は、本当に相手のことを思っているのだろうか?
いつも自問するようにしています。
人間ですから相手のことを思えない時もありますが、自分のエゴを満たそうとしていることを自覚するだけでも対応が変わりますからね。

修行ですね(笑)

それでは今日も心穏やかに過ごしましょう。

また明日。

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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