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人を信頼して任すことができない、本当の理由を知る

おはようございます。

今日から暦の上では春です。
気持ちを切り替えたいですが、まだまだ寒いですよね?

人は切り替えが苦手な生き物なのだと思います。

さて、社長には心の切り替えが求められる場面が非常に多いと思います。
小さなことから大きなことまでありますよね?

実は、自分でも無自覚の感情が行動の切り替えの邪魔をしていることがあります。
例えば、「信頼して任せる」という指示ゼロ経営の原則も心の切り替えが必要です。無条件に人を信頼できる人なんてそうはいませんし、信頼を躊躇するのは過去の体験から出来上がった観念、心の闇があるからです。

ネガティブな感情に向き合うことで自分が理解できる

僕は、梅干しが嫌いです。
コンビニに売っているようなカリッとしたのは好きなんですが、ドロっとしたのが苦手でした。特に赤く染まったシソの葉がついているのが嫌いでした。

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「でした」と過去形で言ったのは、今では少し好きになったからです。
好きになるキッカケは、苦手な気持ちに向き合って気持ちを理解したから。

「嫌いなものは嫌い」なわけですが、その理由を探ると面白い事実が分かってきました。
嫌いな理由を論理的に考えても感情の問題だから答えはでません。
そこで、あの梅干しを見たときの不快な感情を味わいながら感情レベルで探っていくと「ある日」に行き着きました。

それは僕がまだ幼いころ、親戚が集まったときのことです。
5歳くらい年上のお兄ちゃんと自転車に2ケツした時に、後輪に足を巻き込まれてケガをしたんです。
大したケガじゃなかったんですが、僕は足が切断されたように感じました。
おばあちゃんが応急処置をしてくれました。
昔、赤チンってありましたよね?
あれをガーゼに浸して患部に当てたのです。
思い出してみると、たいしたケガじゃないんですね(笑)

わかります?
赤く染まったシソへの嫌悪感の原因が。
それが理解できた瞬間、自分の謎が解けた瞬間に、ドロっとした梅干しへの嫌悪感も少し改善されました。

カウンセリングの世界ですが、不快に感じる原因は、その対象物ではなく自分の記憶にある闇が原因なのです。対象物は不快な記憶が蘇るキッカケにすぎない。

心の中に潜む闇を理解すると自分を許せる、他人に寛容になる

社長が部下を信頼して任せられない原因にも同じようなメカニズムがあると思います。
しかし、それは少々複雑で、自分の記憶だけでなく遺伝子に刷り込まれた進化の過程で学んだ記憶…「簡単に信用してはいけない」という自己防衛の本能があるから難しい。
任せることで人を支配下に置けなくなり自分の安全が脅かされる感覚になります。

そこに個別の記憶が絡んできます。
人から承認されなかった記憶が強いと、自分でやって承認されたいという願望が強くなりがちで、そういう人は人に任せることに不快感を覚えます。
例え任せたとしても、常に自分のところに相談に来てもらい頼られないと、アドバイスをしないと不安になったりします。
任せたのについ否定的な指摘をしてしまうのも、相手を否定することで自分を保とうとしているのかも知れません。
劣等感や恐れ、自己肯定感の欠如が心の闇として横たわっていて、頭ではわかっていても行動できないことは、自分が思う以上に多いと思います。

対策は自分の闇を感じ、知ることしかありません。
不快な作業ですが、それが分かると自分を許せるようになりますし、同時に他人に寛容になります。
偉そうなことを言っていますが、僕にも相当な闇があって、これまでそれに支配されてきましたし、今でも、自分でも自覚できていない未知の闇が沢山あるはずです。

指示ゼロ経営は、社員が自律的に動くための仕組づくりが表面上はメインになりますが、見えない部分、社長の心の状態が組織に大きく影響を及ぼします。

明るい表情、前向きな言葉、プラス思考といった光の部分を表面上で作ることはできますが、それは、頑張って作り上げたもので自然とは言えないと思います。

闇への理解から立ち上がる光の方が強いと思います。

たまには、自分の内面を時間をつくるのもいいかも知れませんね。
きっとスッキリするはずです。

う〜ん、今日の記事は重いな(笑)

それではまた明日!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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