もしかすると、あなたのビジネスは賞味期限切れを起こしているかもしれない

今、多くの商売がビジネスモデルの賞味期限切れを起こしていると思います。
もう、モノを大量生産し、大量販売した時代は終わりました。
モノの供給という使命が終わった企業が多いのだと思います。(一部の企業はまだそのミッションを担っていると思う)

これまでは「やり方」を改善すれば成果が出たが、これからは「やること」を変えなきゃいけないと考えるのです。
でも、それは思い切った決断、勇気が必要です。
そんな時に求められるのは「諦め」だと思います。諦めの語源は「明らかにする」だそうで、諦めることで明らかになることがあるのだと思います。

物事には春夏秋冬のサイクルがあると言います。
ビジネスモデルにもある。僕は、冬→春→夏→秋…この順番があると感じています。
冬とは、次の芽のエネルギーを蓄えている時期です。まだ芽が出ない状態です。
いわゆる導入期です。

春になると芽が出てスクスクと育っていきます。成長スピードは緩やかですが開花すると世間から注目されます。
そして夏に突入します。夏は成長期です。ビジネスモデルで言えば、活動量が成果に直結する、努力が報われる季節です。
この時期に無理しすぎると身体を壊すこともあります。

秋は収穫なので、一番儲かる時期です。商品、サービスの認知度は高く、それゆえに競争も激化します。賢い企業は、ここで独自化を行います。

さて、秋の次は冬がやってきますが、冬が来ない企業もあります。
秋のうちに次のサイクルを描くアイデア…商品なりビジネスモデルなりを練らない企業は「芽のエネルギーを蓄える冬」が来ません。
そもまま衰退期に突入します。

今、未曾有の不振に陥っている企業の多くがこの状態にいると考えています。
寒くなった時に次のアイデアがない、そんな状態ね。

ここで大きな課題があると感じています。
1つのサイクルが終わることを受け入れることができない、諦めることができないという課題です。

コダックはフィルムのライフサイクルが終わることを受け入れられなかったのだと思います。
だからやり方の改善だけで乗り切ろうして破綻しました。

球技用のボールで有名なモルテンは、元々は自動車のゴム製品の下請け会社だったそうです。
親会社から契約を切られ、窮地に追い込まれた時にゴムの技術を応用してボールの分野し進出しました。

無名の後発メーカーなので、最初は小学校にボールを寄贈するところから始めたそうです。
「ボールと言えばモルテン」という認識を持ってもらうことを狙ったのです。

「やる事」を変えた。

すごい決断だと思います。

「成功の対義語は失敗ではなく、諦めである」…そんな言葉があります。
本当にその通りだと思います。成功するまでやり続けること、これが唯一の方法だとさえ思います。
しかし、それは「変える」ことが前提ですよね。上手くいかない事を諦めずにやり続けても成功しません。

変えるとは諦めだと思うのです。明らかにすることだと。
やり方を改善しても成果が出なくなったら、「やる事」自体に疑いをもつことだと。

今、何を決断すべきか?

あなたの決断は何でしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!


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