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商売は競争に勝つことではなく、いかに競争しないかを考えるもの

必然的に儲かる商売がある

昨年の春の出来事ですが、レストランでサラダを食べている時に虫歯の詰め物が取れていました。
歯医者に行くのが嫌で、毎食後、必ず歯磨きをして凌いできましたが、どうやらそれも限界のようです。
要するに歯が痛いんだよ(泣)
で、歯科医院を調べたら、僕の町に8つもありました。
コンビニよりも多い。
歯科医院って儲かっているイメージがありますが、実はそれは一部で、みんな過当競争に苦しんでいます。
美容室なんて、この狭い町に30もあるんですよ。

供給過多ですよね?

そんな中にあってほぼ独占状態の業態があります。
動物病院です。
我が町には1軒しかないんですが、今ってペットの保有率はものすごく高いんです。
ペットフード協会の調べによると、犬が約17%、猫が10%です。
両方飼っている人もいますが、ざっと25%の世帯がペットを飼っていると見てもいいでしょう。
年間のペットにかける医療費は、犬で5万円以上、猫で2万円ほどですから、いい商売ですよね?
みんなそんなにかけているんですね。
ウチのハルちゃんは丈夫な柴犬だから、まったくお世話になっていません(笑)

IMG_4752「そんなことはアタシには関係無い」と申しております(笑)

しかし、昔は家畜だったのに今ではすっかり家族の一員です。
お金をかけるわけだよね。
今から70年以上も前の話ですが、新聞配達員が配達先に美味しそうな犬がいて、連れて行って食べてしまったという実話があります。
それがばれて家人が激怒したそうです。
泣き叫ぶように言った。

「食べごろだったのに」

笑い話のような実話ですが時代を反映していますよね(笑)

話が逸れましたが、商売をやるなら必然的に儲かる、こういう業態がいいですが、そんな美味い商売ははなかなかありません。

そこで独自化が求められます。

独自化の成功は独占市場を意味する

差別化という言葉がありますよね。
汎用化、均質化が進み、どこのお店でもみんな似たような商品、サービスを提供するようになると必然的に価格競争に突入します。
そこから脱するために、他店よりも優れた部分を開発して競争に挑むわけですが、そのほとんどがすぐに真似をされてしまいます。

その切磋琢磨で業界のレベルが上がっていくわけですが、世の中には、完全に我が道を闊歩している企業もあります。

そういう企業には2種類あるのではないか?と僕は考えています。
1つは、誰でもできることを、誰も真似ができないレベルで徹底して磨いている真面目な会社です。
圧倒的に磨かれた商品、サービス体制、仕組みで他者に真似ができないレベルに到達している会社です。
トヨタ自動車がそうだと思います。

もう1つは、「その人にしかできない魅力」で勝負している企業です。
小さな会社に多いんですが、人の魅力で顧客を魅了している会社もあります。
スナックがその典型だと思うんですが、提供しているサービスはどこも同じだけれども、ママの個性でファンがついている。
ハーレーダビッドソンのファンはバイクではなく、ハーレーに乗りたい。
創業者の創造性が生き移ったマシンです。
これらは固有名詞で選ばれる会社です。

どちらが優れているということはないし、どちらか一方を選ぶいうものでもありません。
バランスをどう取るか?の問題だと思いますし、どちらが性に合っていうかということだと思います。

いずれにせよ、独自化に成功した会社は、クルマやレストランといった一般名詞ではなく、会社名、商品名の固有名詞で呼ばれています。

目指すべきはそこですね。

商売は競争に勝つことではなく、競争しない道を探るものだと僕は考えます。

自社の磨くべきところを、しっかりと磨いていきましょう。

それでは今日も寒いですががんばりましょう。

また明日。

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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