利益率を何倍にもする、価値に対する1つの視点

おはようございます。

昨夜は久しぶりにビジネス書を読みました。
日本経営合理化協会から出ている「成長の原理」という、上原春男先生という学者さんが書いた本です。
すごく役立ちますからオススメなんですが、これがめっぽう高い。
1万円もするんですよ。

合理化協会の書籍はみんな高い。
その理由は、「本ではなくノウハウだから」
紙と文字のかたまりではなく成功のためのノウハウだから1万円でも安いということ。
本当にそう思います。
よく価格決定の方法で、原価から積み上げて売価を決める事がありますが、もしかしたら、もっと高く売れるかもしれない。
今日は価値ってなんだ?という話題で記事を書きます。

お客様が買っているのは、お客様がしていない「あなたの経験・ノウハウ」

先日、クルマが故障しました。しかも高速道路上で。
BMW525に乗っているんですが、8年間で21万キロも乗っていますからね。
ガタがきて当然だとは思いますが、よりによって何で高速道路なん?って感じです(笑)
でも運がいいことに最寄りのインターから乗ってすぐのパーキングエリアに緊急避難できました。

地図で解説します。
PA
直線距離にして1kmです(泣)

ディーラーに電話したら「JAFを呼んでくれ」とのこと。
自宅まで徒歩15分なんですが、しかたないのでJAFを呼びました。
救出作業15000円+レッカー移動25000円で

合計40000円なり(税別)

ショック、デカいですよね〜?
後で冷静に考えて気づいたんですが、受けたサービス自体は「タクシー代行」と変わらないんですよ。
僕が(酔っていて)クルマを運転できないか、クルマが動かないかの違いじゃないですか。
代行なら6000円くらいですよ。
いや、文句が言いたいわけじゃない。
価値ってそういうものなんだという実感があったんです。
僕が支払った40000円(税別)という金額は、僕が経験したことのない苦難を解決するための代金だったということです。
下手にいじったら壊れるかもしれないし、レッカーの方法も分からない、いや、それ以前にボンネットを開けたことすらない(笑)
自分ではできないし、もし挑戦したら取り返しのつかない事になっていたかも知れません。

僕は、JAFのお陰で、ただ電話をかけて、ぼーと待っていて、この件をFacebookにアップして、JAFが到着しても横で見ているだけ、後はレッカー車の助手席に乗って世間話をしただけで、すべてが済んでしまったのです。
やっぱ代行と変わらんじゃん(笑)

僕のようにボンネットすら開けたことのない人にとっては、それは有難いサービスなのです。

僕は、僕がしたことのない「プロの経験」を買ったのです。
冒頭の書籍だって、他人の経験を買ったわけです。
もし、その経験を自分の手で行うとなったら、数百倍のコストと時間がかかるわけですから4万円なんて安いものです(泣)

お客様は自分ではできない経験を買っている。
さらに、それがライバル他店もしていない経験だったとしたら、そこは独壇場、ブルーオーシャンです。

才能を含め、自分が積んできた経験・体験を必要とする「特定の人」がいるはず。
価値の原型を見つけ磨く、そしてその人に向けて伝達することが価格競争に負けない商売になるのだと考えます。

原価を積み上げるのではなく価値を見る。
ライバルを見るのではなく自分を見る。

自分だから幸せにできる「誰か」がいることを忘れてはいけないのだと思います。

それでは、今年もがんばりましょう!

また明日!