社員に働きがいを持ってもらうにはどうすればよいのか?

社員が働きがいを感じている会社は業績が良い…世界50カ国以上で従業員の意識調査を行っているGreat Place to Workがあります。
その日本での運営をしている会社が「働きがいと業績」の関係を調査した結果、そんなことが分かりました。

働きがいを持って仕事をして欲しいものですが、それを社員に要求してもできるものではありません。
個人の資質に依存せずに環境をつくることが社長にとっては大切だと考えています。
でも、その前に「働きがいとは何か」を知ることが大切だと考えています。

働きがいをつくる2つの要件

ジョン・D・クランボルツ教授の「計画された偶発性理論」によると高校生の時に希望した職につけた人は8%しかいないそうです。
ほとんどが希望でない職についたわけです。
しかし、その人たちが働きがいを感じていないかというとそうではない。
希望ではない職種で働きがいを見つけた人は数多くいます。

そもそも働きがいとは何なんでしょうか?
僕は仕事をすることで得られる悦び、愉しさだと考えています。希望の職に就いてもそれらを感じられなければ働きがいを得ることはできませんよね。
どうやら働きがいは職の側ではなく自分の側に要因の多くがあるようです。

僕は仕事の悦び、愉しさの要因を次の2つだと考えています。
「本来の自分でいること」
「仕事の主(あるじ)でいること」

本来の自分でいることに関し、とても興味深い話があります。
「自分は男性のフリをしている」との気付きから女性装を始めた東京大学の安冨歩教授は著書に中で「人は、自分自身でないもののフリをして生きるから辛くなる」と述べています。
素の状態でいることが大切だというわけです。

仕事で素の自分でいられることはとても大切だと考えています。
心が健全になりヤル気と創造性が高まるからです。
でも、人は誰しも他人から「型」にはめられて育ってきたから素の自分が分からなくなってしまうものです。
そこで「自分探し」をしたくなるのですが、自分探しの旅に出ても見つかるものはないと思います。
だって、自分自身の中にあるのだから。
自分の内側から発せられるメッセージをキャッチすることが大切だと思うのです。
「何かをしたら、悦びを感じた、なぜだ?」という具合に。

それは日常生活のいたるところで発せられています。だから確率論だと考えるのです。
行動しては感じ取る…それを数多くやることが発見の近道だと。
特に仕事は絶好の場だと思います。良い思いも嫌な思いもたくさんできるからね。

仕事の主になることで2つの要件が満たせる

本来の自分でいる事とともに「仕事の主」になることも大切です。
人は愉しさを感じるのには法則があります。その1つが「自分で決めてやったことが結果(変化)で表れる」ということです。
ゲームが楽しいのはこういう理由です。
話はそれますが、インベーダーゲームとスーパーマリオブラザーズのどちらが楽しいかといえば、現代人は後者だと思います。
どっちもネタが古くてごめんなさい 笑

なぜならばスーパーマリオの方が選択肢と変化が多いからです。
自分で決められることが多く、その変化がすぐに表れるからです。

インベーダーはノルマを押し付けられているような感じです 笑

仕事で最もつまらないのは、分業化された作業を指示通りに淡々とこなすことだと思います。
これは仕事の主とはほど遠く、仕事の手下になっている状態です。
仕事に管理されるのではなく、仕事を自ら管理したいものです。

この赤い線が人の成長を邪魔する

仕事の主は「自分で考え判断し決め、その結果を自分でキャッチでき、次に活かす」というプロセス全部をできる者です。
僕はこれを「ひとしごと」と呼んでいます。

そして「ひとしごと」を自分が掌握すると、本来の自分でいられる可能性が高まります。
自分の個性や才能、得意を仕事に活かすことができるわけです。

これが働きがいになるのだと考えます。

働きがいと業績には相関関係があります。
会社にとって良いことですが、同時に働く人の人生にとっても価値あることです。
どちらか一方ではなく統合すると全体が良くなるなんて素晴らしいことだと思います。

本来の自分を発揮できる、仕事の主になれる…その秘訣が「ひとしごと」だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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