「お忙しいところ申し訳ありません」という習慣に儲からない原因がある

よく言われることですが、忙しいという字は「心を亡くす」と書きます。
自分のことでいっぱいいっぱいだと他者への心遣いができなくなります。道端に咲いている綺麗な花に気付かなくなってしまう。
感性が閉じた寂しい状態です。

そしてもう1つ「未来を考えることができない」という弊害を生みます。
時間的余裕がないし、セカセカしていると創造力が働きません。
「貧乏暇なし」と言いますが企業がまさにこの状態に陥ると危険だと思います。

今日の記事は「暇をいかにつくるか」について考えたいと思います。

多忙は立派、暇は悪…そんな意識が会社をダメにする

グーグル社にはかつて「20%ルール」なるものがありました。(今もあるかは不明)
勤務時間の20%は普段の業務とは違うことに使って良しとするルールです。
新しいたくらみをすることを狙ったものです。
20%ってのが絶妙だと思います。8時間勤務だと1.6時間になります。人間の集中の限界は90分と言われていますので理に適った時間配分だと思います。

同時に、これは20%の暇をつくれよ、というメッセージだったのだと思います。
工夫すれば20%分の仕事の効率化ができることを前提としているのだと。
実際の職場を見たわけではないので僕の推測ですが、20%の時間は自由なのだからボーっとしている人もいたと思います。

仕事をしているフリをしなきゃいけない雰囲気ではこのルールは機能しないと思うのです。

グーグルに限らず暇に対する意識を変えることが大切だと思っています。
以前に記事で書いたように、人は善良で真面目ゆえにムダな仕事をつくり出してしまいます。

暇そうにしていると上司から「仕事が終わったんなら自分で次の仕事を探せ」なんて言われるしね。
どうやら暇は悪者扱いされているようです。
確かにそうだと思います。
よく、会合などの挨拶で「お忙しい中、ご参集いただきまして…」なんて言いますよね。
どう見ても毎日が日曜日…「サンデー毎日」な人ばかりの会合でも…

人とアポをとって会う時にも「お忙しい中…」って言いますもんね。
これが「お暇だと存じておりますがありがとうございます」なんて言ったら、怒られちゃうよね 笑

多忙は立派、暇は悪…そんな意識があります。

この意識を変えることだと思います。
僕の意識を変えるキッカケになったのは、たくらみ屋の相棒、森本繁生さんでした。

ムラをなくす、待ち時間を減らして仕事の流れを良くする

森本さんと一緒に仕事をするようになって一発目にやったことがあります。

「カレンダーの共有」です。
グーグルカレンダーを共有し互いのスケジュールを確認できるようにしたのです。
日程調整って意外と時間がかかるものです。
2人なら早いのですが、3人4人となるとすごく時間がかかります。時間が経つと各々の日程も変わってしまうから、さらに時間がかかる。

共有することで待ち時間が減り仕事が速く進められるようになります。その分ゆとりも生まれるというわけです。

さて、僕がよく指摘されることがあります。
「米ちゃん、ちょっと日程を入れすぎなんじゃない?」と。
最初に言われた時には「このくらい仕事を詰め込まないで何を成し遂げられる」と思いました。
しかし、逆なのです。
忙しくすると成し遂げられなくなるのです。

どういうことか?
仕事には工程があります。例えば、僕はセミナー業ですが、工程はこんな感じです。
「最新の情報、実践事例を調べる」→「セミナーを開発する」→「日程を決める」→「集客する」→「入金確認をする」→「開催する」
ここに会場や懇親会などの手配が入るのでもう少し複雑になります。

森本さんの指摘通りでした。
日程を入れすぎたために、とても大切な情報収集とセミナー開発がおろそかになっていたのです。日程を決めるのにも時間がかかり1ヶ月前ギリギリの告知なんてことが頻発したのです。

これに気付いた時に「暇は悪」という考え方が一変しました。
「ゆとりを持った人生を」なんていうスローガンではなく商売にとっての損得勘定として暇の重要性に気付いたのです。

それから暇に対する罪悪感がなくなりました。
まだ「お暇だとは存じますが…」って言われたらムッとしますがね 笑

サンデー毎日を目指すわけではありません。
平均してで良いから1日に20%くらいのゆとりを持った方が仕事はキレイに流れるのです。

僕もまだまだ流れがよくありません。自戒の念を込めてこの記事を書きました。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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