リーダーの能力を超えたアイデアを出すチームがやっている会議法

優れたチームは、指示命令がなくとも自分たちで解決のアイデアを出す

これだけ変化が激しく、何が正解は分からない時代では「現場で課題解決できる集団」を育てることが求められます。
社長、上司がいちいち指示していては手遅れになるし、現場のことは、現場にいるスタッフが最も良く分かっているから、自分たちで解決策を考えることが一番。

これまでの組織は、言われたことを上手にこなすチームワークが求められた。
これからは、指示されなくても自分たちで解決のアイデアを出すことが求められる、そう考えています。
全く違う能力です。

メンバー全員が自発的に考え発言すれば良いアイデアが生まれるか?と言えば、そんなに簡単ではありません。
たくさんの意見をテーブル上に出し、それを広げたり深めたりしながら結論を導き出す技術が必要です。
それを円滑にするためにファシリテーターの存在は有効ですが、現実的に全ての現場に配置することはできません。

だからファシリテーションの機能が埋め込まれた集団を育成することだと考えるのです。

「解決のアイデアを出し、役割を決め実行できる集団」

先日、そんな素晴らしい集団を目の当たりにしました。
4人の集団です。
自律型組織(指示ゼロ経営)の企業研修インストラクターの養成講座に参加されたメンバーです。社会保険労務士、美容業界の方、新聞店のスタッフ2名の集団でした。

講座では「集団意思決定ワーク」というものを行います。
こんな課題に挑戦してもらいます。

約1500人を対象に行なった「日本人が日本という国を動物に例えると?」という調査があります。
ネコ、ライオン、サル、トラ、ゾウ、ネズミ、イヌ、リス、キツネ、ヒョウ
これに順位をつけてもらう調査です。

ワークでは、まずは一切、話し合わずに1人で順位付けをしてもらいます。次に、チームでしっかりと話し合い順位を決めます。
調査で答えた人は何らかの理由があり順位をつけています。理由を考えると調査結果に近づくのです。

優れた集団は個人の順位よりも、チームの順位が調査結果に近くなります。

先日の講座では過去2番目に良い成績でした。

僕が傍から観察して、その理由が分かりました。

優れたチームが会議でやっている4つのこと

賢い集団は、話し合いで次の4つの事を行います。
1、たくさんのアイデアを出す
2、アイデアを絞り込む
3、安易に妥協しない、反論をする
4、アイデアを深めていく

先日のチームでは、ある方が、たくさんのアイデアを出すために「◯◯さん、何か意見はないですか?」と頻繁に聞いていました。
同時に、意見が出ると「良いですね〜」と励ます人もいた。
発言が活性化しますよね。

アイデアがある程度出た段階で、ある方がアイデアの絞り込み(集中)の提案をしました。どのアイデアが有効か?をみんなで話し合いました。
ここでバカな集団は安易に妥協してしまいます。深く考えずに、誰かの意見に「そだね」と同調してしまう。
先日は、絞り込みにすごく時間をかけ議論していました。反論する人もいた。衝突しそうになった時に、場を和らげる人もいました。

具体的には、動物の順位の基準を決めるのに時間をかけたのです。
「日本人に馴染みのある動物」か「動物のキャラ」か「身体の大きさ」か、と。
結局、それらの組み合わせで決めたのですが、最後の方は、すごいスピードで決まっていきました。

で、結果は史上ベスト2。

成功要因は、まずはたくさんのアイデアをテーブル上に出すために発言しやすい場をつくったこと。
出たアイデアの中から、どれを選択するか?について妥協をせずに話し合ったこと。
反論者がいて場が凍りそうになった時に、和ます人がいたこと。
選択したアイデアをトコトン深めたこと。

この成功要因を自分たちで考えてもらいました。
自分で体験したワークを振り返り、成功要因を発見すると、そのチームは飛躍的に成長します。上手くいく方法を身体と頭の両方で覚えるから。
次に話し合いをした時も、同じようにクオリティの高い話し合いができるのです。

社内で話し合いをする時に、基本の4つを意識してみてはいかがでしょうか?

1、たくさんのアイデアを出す
2、アイデアを絞り込む
3、安易に妥協しない、反論をする
4、アイデアを深めていく

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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