褒め言葉や報酬では実現しない社員の凄いヤル気の育て方

社員を褒めれば一時的にヤル気になるが、すぐに元に戻ってしまう…
いつまでも面倒を見ないとヤル気が維持されない…そんなことはないでしょうか?
僕はこう考えています。
「他人に上げてもらったモチベーションなんかすぐに下がる」と。

モチベーションは自家発電するものだと思うのです。逆にリーダーは褒めたりすかしたりしてコントロールしないことだと。
ではリーダーはどう関われば良いのか?…褒めない叱らない代わりに何をするのか?
今日は指示ゼロリーダーのコミュニケーションについて考えたいと思います。

褒めてヤル気になった社員は褒めないとヤル気が下がる

指示ゼロリーダーの辞書には「褒める」という文字がありません。なぜなら依存を生むからです。そもそも褒めるという行為は上の者から下の者に行われる行為です。
例えば、「よくやった」「偉いぞ」「いい出来だ」という言葉は上から下に言えば問題ありませんが、逆だったらどうでしょう?

平社員が社長に「社長、よくやりました!「社長、偉いです!」「社長、いい出来です!」なんて言ったら怒られますよね? 笑

だから褒めれば褒めるほど上下関係を刷り込んでしまうのです。そして、部下の動機が「褒められたい」に偏ります。
自発的に始め愉しんで取り組んでいても、やがて動機がすり替わってしまう危険性があります。

叱る行為も同じです。
以前に、居酒屋で50代のオジサン集団が「最近、社長はオレたちのことを叱ってくれない」と寂しがっていましたが、これも依存関係です。
急に叱らなくなったようですが、おそらくその会社の社長は意図的にやっているのだと推測しました。

褒めない叱らない評価しない…これまでの常識とは180度違います。
ではリーダーはその代りにどんな関わり方をすれば良いのか?悩みますよね。

とても深い、本質的な関わり方が求められると考えています。

それは「目に見えないものを観る」ということです。
とても抽象的で分かりづらいと思うので事例でご紹介します。

社員から発せられる真の想いを感じ取る

僕は指示ゼロリーダーの関わり方は「応援と感謝」だと考えています。それはアスリートを応援することに似ていると感じています。
応援は勝手にするものです。そして応援している選手が活躍すれば純粋に嬉しいし感謝の気持ちが生まれる…そんな感じです。
でも、アスリートの場合は自分が好きな選手だけ応援すれば良いですが、社員の場合、みんなを応援することが求められます。

選り好みをせずに人を応援するって難しいですよね?
僕もできません。
でも心がけていることがあります。それが「目に見えないものを観る」ということです。

事例でご紹介しますね。
あるクリニック(メンタル系)のドクターは開業後しばらくして精神的にやられてしまいました。その理由は、来る人来る人、みんな「先生、私、死にたいんです」と言うからです。
感染っちゃうんですね。

気持ちがどん底に落ち、この仕事を続けるかどうかまで考えた時に光が観えたそうです。
それは、来る患者は言葉では「死にたい」と言っているが、心では違うことを言っているということです。

「先生、生きたいです」

死にたい人はクリニックになんか来ません。
辛い、でも生きたい…その心の叫び、生命のエネルギーが観えたのです。
それから患者の言葉や態度に惑わされず、心から応援できるようになったそうです。
できる応援は全部するが、立ち直るのは本人だという信頼に基づくカウンセリングができるようになったそうです。

あなたの社員からはどんな生命の力が発せられているでしょうか?
ヤル気がなくつまらなそうにしているのは、本当は意欲的に仕事がしたいという本音の表れです。文句を言うのは「自分だってやれるんだ」という意志の表明です。

それを本当にキャッチできれば、きっと応援できるようになると思うのです。

信頼して応援する。
そして行動と成長に感謝する。

これが指示ゼロリーダーのコミュニケーションだと考えるのです。
僕もできるようになりたいと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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