闇に降りるからこそ見える光がある、その光は「今を凝縮する光」なのだと思う

夢新聞を一緒にやっている多田啓二という男が、この1年くらいで人としてデカくなってビックリしています。
この1年、何があったのでしょうか?
困難は人を成長させます。もっと詳しく言うと、困難を経験し、心の闇に本当に落ちた時に、そこから光を見つけ、逞しい輝きを放つのだと。
その光は重い、そして眩しい…そう思います。

多田くんも、この1年間、闇を見ました。そして生まれ変わるようにデカくなったのです。

僕が彼に初めて会ったのは、今から6年ほど前です。
共通の友人がいて、その方から「夢新聞ってのをやっている米澤ってのがいる」と聞き、弊社にアポなし突撃訪問をしたのです。

でも、僕は不在 笑

そこで彼は、僕宛に熱いメッセージを書いたメモを残しました。僕は、それを読んで「コイツは面白い」と思い、記載されていた携帯を鳴らしたのが出会いでした。
それから夢新聞に共感してくれ、メンバーになりました。
最初は、雑用、いや細かな事務作業をしてくれました。

ある日、彼が「夢新聞を社団法人にしよう」と提案してくれました。
最初に聞いた時は、「何を生意気な…」と思った(笑)
でも、彼が色んな勉強をしているのを知っていたので、その提案を受け、社団法人を設立しました。2014年の10月のことです。

その頃の多田くんは、見た目も若く迫力がないというか、軽い感じでした。
フツーの30代サラリーマンって感じです。

押されて画面からもハミ出てしまう(女性の横のメガネ君)

言い方は悪いですが「オマケ感」がほとばしっていたのだと思います。夢新聞講師についてきた「見習い補佐、代理」と思われたのか、名刺交換もしてもらえない事もありました。

今から1年ほど前に、多田くんが言いました。
「家族でちょっと難しい事情を抱えていて、しばらく夢新聞の活動に参加できない」

小学3年生の息子さんに軽度の自閉症があり、不登校になったいうことでした。
夢新聞のポリシーは「家族ファースト」です。家族を優先してもらいたいと思いました。

この1年に彼が経験したことは、それを経験していない僕が簡単に語れるものではありません。しかし彼が、どれだけの闇を見たか想像がつきました。
愛する我が子が軽度とは言え、自閉症だと分かり不登校になった。
「将来、自分の力で生きていけるのだろうか?」「幸せになれるのだろうか?」
想像しただけで胸が締め付けられます。

しばらくは現実を受け入れることができなかったと思います。
「なんで自分が、なんで我が子が…」運命を恨んだこともあったと思う。

でも、現実は変わらない。
闇に降りて、色んなことを考え、そして色んなことを感じたのだと思います。
どこまで降りても、行き着く先はただ1つ…「受け入れるしかない」ただそれだけです。

とても苦しかったと思う。

帰っていた多田くんは、会った瞬間に放たれるオーラが変わっていました。
良い意味で図々しくなったというか、言葉に重みがあるというか、理屈でなく心で相手を説得する迫力をまとっていました。
以前は、どこか僕に頼っている感じがありましたが、今では僕がついていくのがやっとな位に、突き進んでいます。

この1年間に何を感じ、何を思ったのか、具体的なことは何1つ話しません。
でも、言葉の端々に、それが伝わってくるのです。

それはとてもシンプルです。

「我が子を愛している」

過去や未来ではなく、「今」、我が子を愛している。
ただ、それだけ、それが彼が闇の中で見つけた光なのだと思いました。

多田くんのお子さんには絵の才能があります。

自閉症があることも絵の才能があることも、すべてを同等に捉えていることが分かりました。

「ただ、そこに、かけがえのない存在がある」と。

そして、それを我が子だけでなく、すべてに向けようとしているのです。それが彼の行動力の源なのだと思いました。

僕はとても不思議な感覚になりました。
一緒にやっている仲間なのに、僕は彼を応援したいと思ったのです。

闇に降り、そこで光を見つけた人間は「今の密度」が違う。
そこから紡ぎ出される未来はどんなだろうか、すごく楽しみです。

僕も勇気づけられてばかりではイカン、そこにしっかりと関わりたいと思ったのです。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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