真面目な会社になるか? 面白い会社になるか?その選択を迫られている

世の中には「真面目な会社」と「面白い会社」があると感じています。
例えば、僕が出張でいつもお世話になるスーパーホテルはとても真面目な会社です。
安いしキレイだし使い勝手がとても良いです。
エコを徹底してコスト削減をしていますし…笑
大阪にある本社はとても全国展開している企業とは思えないくらい質素です。とても商売上手な企業だと思います。

自動車メーカーで言えばトヨタはとても真面目な会社だと思います。
対し、マツダは面白い会社だと思います。
なんせ「笑顔になれるクルマ」が開発コンセプトなのだから。これを単なるスローガンではなく本当に狙っているのだからとても面白いです。

今日の記事は、真面目な会社か面白い会社か、自社はどちらを選択をするか?という話です。

真面目な会社には特有の苦労がある

真面目な会社は万人受けする必需財をつくるのが得意だと感じています。だから顧客のニーズを把握し求めるものを欠かさず盛り込みます。

これを人間(男性)で例えると、飛び抜けた部分はないけれども安心できる魅力的な人だと思います。

製品も均質、機能が充実していて価格も手頃…優等生です。
我が家にもトヨタのビッツ(車種)がありますが、トヨタの自動車は本当に安心できます。移動を目的とするならばとてもコストパフォーマンスが良いです。

ところが真面目な会社にも悩みはあります。
例えば、以前に真面目な家電製品メーカーに勤める友人が面白いことを言っていました。

「ウチには機能を減らすという発想がない。だからどんどん機能が追加されて取説が分厚くなるんだよ。しかも、機能満載にするとボタンやらが増えるでしょ。それをシンプルに見せる工夫までするんだ」

どうやら電器屋さんのPOPの機能表示(ついている機能に◯がしてあるヤツ)に◯がつかないのを恐れるらしいのです。
とても大変だけれどもそれが真面目な会社の宿命だと受け入れているようでした。

ウチのカミさんはランドクルーザー(プラド)に乗っていますが、やっぱり機能が満載です。
僕はそれが気に入らないのです。
遊びのクルマに「エコランプ」(エコな走りをしている時につくランプ)がついているんだもん。オートクルーズ(アクセルを踏まなくても一定の速度で走る機能)までついている。
とても便利なのですが、感性がズレていると思うのです。

面白い会社は独自の価値創造という苦労がある

対し、面白い会社がこの世にはあります。少数派ですが独自性が高く、ある意味「不良」です。
かつてのソニーがそうだったと思います。
良い意味で顧客のニーズを聞かない。
ウォークマンなんてその最たるものだと思います。ロボット犬AIBOが出た時は「やるな〜」と思いました。
ニーズに合わせるのではなく「これ、良いだろ?」って感じで世の中を騒がすんだからカッコいいです。
AIBOの生産が打ち切らっれた時は本当に残念で「ソニーもうだめかも」と思いましたが、最近になり復活して嬉しいです。

男性で例えるならアクが強く扱いづらい人だと思います。危険で安心はできないが、だからこそ魅力がある人ね。

さて、これからの時代…人口減少社会ではこの2つのタイプがハッキリと住み分けをすると考えています。

万人受けの会社は人口減少の影響をストレートに受けます。シェア争いに勝つしか生き残る道はありません。

対し面白い会社は人口減少社会で独自の市場で商売を営むことができると思います。
人口減少社会の研究者、古田 隆彦先生によると人口減少社会では文化が爛熟する傾向があるそうです。

人口が減ると生活必需品の価格は下がります。人口が減っても生産は機械化されているから生産能力は落ちません。需給バランスは崩れ価格が下ります。
すると良い意味でムダな消費をする人が増えるというわけです。
日本では過去に4回の人口減少社会を経験していますが、この傾向は顕著だそうです。
代表的なケースは江戸時代の中期から後期にかけです。
浮世絵や屋台文化が興った時期です。

真面目な会社は競争に勝ち抜く努力が求められます。
面白い会社は人を魅了する独自の価値を創造することが求められます。

どちらを取るか?

選択の時期に来ていると考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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