*

学習する組織をつくればマンツーマンで育てなくても組織力がUPする

おはようございます。

朝、会社に出勤したらこんなものが机の上にありました。

IMG_5926

弊社で毎年、年末にスタッフ向けに出しているものです。
ポストイットを取るとこんな感じ。

IMG_5927

「日本一のスタッフガイドブック」

定価100億円!
あ、プロ野球の選手名鑑をパクってるんですがね。
どういうものかと言うと、スタッフの紹介やら1年間の自発的な活動に対し感謝の気持ちを伝えるものです。
1年間の集大成ということですが、集大成というからにはそれまでの取り組みがあります。

今日の記事は「自発的に取り組む」という漠然とした課題を具体化し、社内に文化として根付かせるための方法についてです。
「言っても自発的にならない」という悩みの解決のヒントになるかも知れません。

人は楽しいことは言われなくてもやる

先ほど、「言っても自発的にならない」と言いましたが、そもそも、その言葉自体がおかしいですよね。
自発的に動け!と言って「ハイ!」となったら、それは自発的ではありません(笑)
言わなくても動くのが自発性です。
でも、言わなきゃ、尻を叩かなきゃ動かないよ、というのも現実です。

ここで考えたいのは、人はなぜ自発的に動かないのか?ということです。
その原因はいくつかあります。
1つは、遠慮していること。アホみたいな理由ですがそういう社員は結構います。
次に、やり方が分からなくて出来ないというケースです。
これは出来ない人には任せられないので、出来る領域でやってもらうか、あるいは出来るようになってもらうことです。
他にも、自分で意思決定する前に上司が口を出してしまうケースもあります。
そして、最大の理由は、「仕事が面白くなくて自発的になれない」というものです。
これが一番手強い。

人は生来的に自発的・自律的であり積極的だと僕は考えています。
それは赤ん坊を見ると分かりますが、こぼしたミルクで遊んでいる姿や、少し大きくなって色んな事を自分でやりたがり、大人の干渉を嫌がることからも分かります。
あれほど自発的だったのが信じられないくらい、こと仕事になると受動的になってしまうのは、仕事に興味が持てないからです。

日常業務とは別の「自発業務」をつくる

スタッフ名鑑をめくると非常に面白い事例が出てきます。
「カリン漬けを作ってくれた」「応接室に飾る絵を描いてくれた」「玄関に花を飾ってくれた」
全然、仕事とは関係のない活動が紹介されているのです。
実は、ここがポイントで、言われなくても自発的になれる趣味などを仕事に活かしているのです。
「自分の好きなことや得意なことで会社に貢献できることをやってみよう」
そう呼びかけ、予算をつけるのです。

趣味は人に自慢したいでしょ?
それが業務改善や、おもてなしにつながるとなれば、実利を兼ねた趣味に昇華します。
人は、こういうことには本当に積極的になります。

ただし、最初に手を挙げるのは一部の社員だけです。
1人か2人だけ。
でも、嘆く必要はありません。
そういうものなんですよね、物事が蔓延していく過程というのは。
最初に手を挙げた人(イノベーター)が楽しそうにやっているのを見て、フォロワーが増え、やがてムーブメントが起きる。

そのために楽しそうにやっている姿をシェアする仕組みが必要になります。

それが弊社の場合、社内報です。

米沢自身
ポイントは「楽しそう」であること

それをまとめたものが「日本一のスタッフガイドブック」です。

社員は社長の言うことよりも、同じ立場の社員の行動から学びます。
そしてそれが文化になれば、ちょっとやそっとじゃ揺るがない、しなやかで強い組織になります。

仕事を楽しんでいる人には敵わないというのは組織づくりにも言えることだと思います。

というわけで今日も楽しみましょう。

それではまた明日!

 

The following two tabs change content below.
米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存
  • LINEで送る
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

読者登録はコチラ

文字サイズの変更

標準 拡大
  • twitter
  • facebook
  • google
  • feedly
  • livedoor
  • rss
責任は「取るもの」ではない「果たすもの」である

仕事に責任はつきものです。 誰だって無責任な人は嫌いですよね? 「言っ

あなたが情熱を感じてきた事が、あなたの事業の未来を形づくる

「◯◯すべき」という言葉が多い会社は窮屈で自由な発想が生まれません。

現場のことは現場で解決する…主体的な現場を創るための社長の心得

企業でよく「末端」って言葉を使いますよね? 「末端の人たちの仕事」なん

何屋といったカテゴリーに縛られず「自分の表現の場」と考えると道が拓ける

タウンページにある業種のカテゴリーが役に立たない時代になったと実感して

変化に素早く対応できるチームにしたければ役職は決めない方が良い

何かをやろうと思った時に、すぐに実行に移せる会社は強いです。 成果は行