問題が起きた時に、デンと構えていられる社長になるために

問題が起きた時に右往左往せずに、デンと構えていられる社長になりたいものです。
そういう人、いますよね。
どうすればそうなれるか?…今日はそんなことを考えたいと思います。

感情が乱れる原因は、相手ではなく自分の内面に原因がある

問題が起きた時にデンと構えていられる人は、感情に対する理解がある人だと思います。
仕事上で起こるトラブルの原因のほとんどは「感情の問題」です。
起きている現象(不具合)よりも、感情が乱れた時にそれを問題と認識することが多いと思います。
まわりの感情が乱れても、デンと構えていられる人はそれに振り回されません。
なぜなら心の構造を分かっているからです。

心の理解って例えばこんなこと。
子どもの頃から、あまり好きじゃない勉強を「将来のため」と親に言われて頑張ってきた人は、「苦労しなければいけない」という価値観がつくられやすくなると言います。
それが当然と思っているので、歯を食いしばって頑張っていない人を見るとイラついてしまう
その怒りの正体は、我慢して勉強をしてきたことに対する不快感だったりします。

すごく人に気を遣う人は、それが当然だと思ってしまうので、気を遣わない人を見ると腹が立ってしまう。
「自分はこんなに気を遣っているのに…」という怒りですが、それも自分の中に抑圧した感情があるからです。

僕もそうです。
朝、社員が出社した時に、すぐに持ち場に就かずにおしゃべりをしているのを見て、すごく腹を立てた時期がありました。
「遊びと仕事の区別をつけろ!」「メリハリをつけろよ!」と。

その怒りの正体は、本当は自分もみんなと仲良くコミュニケーションを取りたいけど、立場上、それを抑えていた、その抑圧したエネルギーだったのです。

でも、立場上、本当に言いたい「オレもおしゃべりしたい」なんて気持ちは出せないから「メリハリをつけろよ!」という言葉に置き換えて感情を吐き出していたのです。

口にしている言葉と感情が別物だと分かると、真意を伺い知ることができますよね?自分に対しても他人に対しても。

相手の真意が分かると、感情の乱れに振り回されない

情動は無意識に行動を支配します。
例えばこんなケースもあります。
僕の友人の会社に、いつも問題を起こす社員がいます。何か不具合が起きると、感情を乱して上司に突っかかってくるのです。
時には仲間を名指しして「◯◯は仲間への配慮が足りない」と騒ぐ。
時には「どうせ私なんか、この会社にいない方がいいんだ」といじけて見せる。

その方、言葉の背景にどんな気持ちがあるのでしょうか?
本当は、かまって欲しいのだと思います。問題を起こせば構ってもらえるから頑張って見つけてくるのだと思います。僕の推測ですが。

でも、本人にはその自覚はない。
だからとても苦しいと思います。

でも、その人の心の状態が分からないと、まわりは起こった問題に目が行っちゃうから右往左往してしまうんだよね。

行動のベースには感情があることを理解する。
リーダーがデンと構えるために、とても大切な事だと思います。
じゃないと自分が振り回されてしまうからね。
で、振り回されると「騒ぐと上司がかまってくれる」と学習するから、さらにやるようになる。
面倒ですよね?

「この社員は、本当は何が言いたいんだろう?」
気持ちにフォーカスし、相手の状態が分かると冷静に対応できると思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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