ヤル気ゼロのあの人がハイモチベーションになったのはなぜか?

人は自らつくり出した変化によってモチベートされる

モチベーションが低かった人がハイモチベーションに変わった場面を何度も見てきました。
そのたびに、その人の心の中でどんな変化が起きたんだろう?とずっと気になっていました。
話を聞くとヤル気の源が2つあることが分かりました。
1つは「仕事の意義を見つけた時」
もう1つは「仕事そのものが面白くなった時」です。

僕は後者に着目しています。
前者は例えば、子どもが生まれて一家の大黒柱としての自覚ができた時などです。家に帰って子どもの顔を見ると「明日も頑張るぞ」という気持ちになると、ある方は言っていました。
聞いた僕も感動を覚えました。
でも数ヶ月して元に戻ってしまったのです。子どもがいる生活に慣れちゃったんでしょうね。

意義は大切ですが、それを想い続けることはすごく大変です。人は慣れる生き物だからです。

意義を持つことは非常に大切ですが、もう1つの「仕事そのものが面白い」という要件も欠かせないと考えるのです。

例えば、以前に20代〜30代の社会人を対象にセミナーをやったことがあり、そこで「仕事で嬉しかったことは何ですか?」と質問をしました。
「お客様に喜ばれた時」「結果を出せた時」「仲間の役に立った時」「上司に褒められた時」
様々な意見がありました。
僕は人に喜ばれたり認められた時にやり甲斐を感じるんだなと思ったのです。同時に人によって価値観は違うのだとも。

でもよくよく考えてちょっと違うと気付いたのです。
彼らの言うことに共通することがあると。
それは「変化」です。
自分が起こした行動から何らかの変化を感じた時に仕事が面白くなるのです。

テレビゲームなんてまさにそれしかありません。
社会的使命を感じながらゲームに勤しんでいる人はいません。自分以外の誰からも喜ばれませんからね。

「人は自らつくり出した変化によってモチベートされる」

これはゲームクリエイターから聞いたことです。

小さな変化の積み重ねの先に意義を見出す

変化と結果は違います。変化は結果に至るまでの課程で起きるものです。
例えば、僕はワクワク系マーケティングで小阪裕司先生にお世話になりました。
習って一番最初にやったことはニューズレター(手づくり新聞)の発行です。自分の事、商売への想いなど基本的に自己開示が中心でした。だからいきなり売上が伸びることはないのです。
すぐに結果は出ない。

しかし変化はありました。お客様から「アレ、いつも読んでるよ」と言われるようになったのです。その時はすごく嬉しかった。
これからもがんばるぞ!という気になったものです。
まさに「自らつくり出した変化によってモチベートされた」のです。

ところがゲームに飽きるように、その変化にも飽きてしまいました。慣れたせいで変化が変化ではなくなったのです。
しかし飽きることは、すなわち次のステージに向かうシグナルです。

そこでセールスのチラシをつくり配布しました。
結果は大当りです。その要因はニューズレターで僕のことを知ってくれている人が多かったからです。要するに「米澤が勧めるなら買ってみるか」となった。

またもや、自らつくり出した変化によってモチベートされたわけです。

しかしこれにも慣れてしまいます。
そんな時に「意義」を感じる出来事がありました。僕が勧めた商品(子ども向けの書籍)を買ってくださった方からこう言われたのです。

「おかげで息子が勉強に興味を持つようになりました」

この時に商売は儲けることが真の目的ではないと付いたのです。
小さな変化の積み重ねの先に意義を感じることができたわけです。

意義は最初から頭では分かっていました。でも体験して肚に落ちたのです。

でも、それにも慣れるのが人間です。
もっと多くのお客様にそんな体験をしてもらいたい。
どうせなら東大に入っちゃったなんてことになったら最高だな。

変化は人との関係の中で生まれるもの。
商売というのは自分がお客様とともに成長していく営みなのだと思ったのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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