社内に1人はいる反抗的な社員を味方につけるにはどうすれば良いのか?

社内には社長、上司を悩ませる反抗的な問題社員が1人くらいはいると思います。

特に社歴が長く周りへの影響力がある人だと悩みは深くなります。
社長も怖くなってしまうよね。

本来であれば好影響を及ぼして欲しい存在ですよね。
彼らはどうすれば味方になってくれるのか?
今日はそんなことを考えたいと思います。

問題社員は社員同士を比較することから生まれる

まずはなぜ問題社員が出るのか?について考えたいと思います。
その原因は2つあると思います。
1つ目は、社長、上司が社員同士を比較するからです。こう言うと「いやいや、比較はしていない」と言う方がいますが、社員の方はそう感じているかもしれません。
これは脳の認知の性質だと思います。

誰だって良い社員が欲しいし好きですよね。社員を「良い」と認知するためには「悪い社員」の存在が必要です。良い悪いは何かとの比較で生じるものだからです。
以前に僕がこの状態に陥りました。

良いA社員と悪いB社員がいました。
その判断がどのようにして生まれたかというと、B社員への不満でした。
不満が発端。
Bに対し「Aのようになってくれたら…」と、そこで初めてBに悪い社員の、Aには良い社員のハンコが押されたのです。
しかし、今度はAに対し不満を持ちました。すると今度はC社員と比べてしまう。
最終的には誰が良い社員か分からなくなりました。

そして悪い社員の判を押された人は、薄々それに気付きます。
しかし「反省しなきゃ」とはなりません。本人も自分を守ることに必死になります。
これが2つ目の原因です。
自分を正当化するために社長、上司を悪者にします。
そして仲間をつくり同盟を組むのです。
こうなってしまうと、もう仕事に集中できません。
社長も含め「次は誰が悪者にされるのか?」と不安な毎日を送ることになります。

比較が諸悪の根源だと考えるのです。

彼らも実は恐れを感じている、それを知ることから始まる

これを解決するためには悪者のレッテルを貼られた社員の気持ちを理解することです。
彼らは何を思っているのでしょうか?
「会社を潰してやる」…そんなことを考えているでしょうか?
「後輩を潰してやる」「みんなを支配下に置いてやる」「派閥をつくってやる」…実は「本当は」そんなことを思っていないと考えるのです。
どう見てもそうにしか見えない場合もありますが、それは真の欲求ではないと思うのです。
単なる自己防衛の行動です。

彼らが感じていることは「恐れ」だと思います。
「お払い箱になるのでは?」「村八分にされるのでは?」
そして言葉にも態度にも出さないと思いますが、本当は「認めて欲しい」「大切にされたい」「期待されたい」

存在を認めて欲しいのだと思います。

本当はそう思っている。でも比較から貼られた悪い社員のレッテルから身を守ろうとしているのだと。

以前にブログ記事で紹介した、愛知県豊川市のキングラン東海株式会社の原田浩史社長は、古参社員に対し信頼のメッセージを送りました。

周りの社員への影響力が大きい古参に対し、こう言いました。

「あなたには人望がある。だから若手の指導をお願いしたい」

これは明確な「あなたは仲間だよ」というメッセージです。
この言葉を聞いた社員はどう思うでしょうか?
信頼に応えようとするはずです。

指示ゼロ経営は「人は善良である」を基本としています。
善良な人間が集まった集団なのに変なことが起きるのは、善良ゆえの行動からだと考えています。
その最たるものが「認めて欲しい」です。

そして社長、上司でも同じことを思っているはずです。
自分を理解すると相手も理解できると思います。

そうすれば問題は解決したも同然だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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