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みんなが実現を望み想像しただけでワクワクするビジョンの描き方

社員がイキイキと活動し成果を上げるためにはビジョンが欠かせません。
共通のゴールがあるから自発的に動くことができます。
ビジョンとはその名の通り「目を閉じれば、未来のその日がありありとイメージできるもの」です。
未来に味わう気持ちを予め体験できる、そこまで落とし込んで初めてビジョンになると考えています。
だから「◯◯年までに地域一番店になる」といったものでは物足りないと思うのです。

今日の記事ではワクワクと心躍るビジョンをどう描くか?…そんなことを考えたいと思います。

会社の未来と個人の未来を統合することで初めて自分事にになる

ビジョンは共通のゴールであるとともに、みんなが実現を望むことが大切です。
「◯◯年までに地域一番店になる」というビジョンも確かに明確で分かりやすと思います。
しかし、それを社員みんなが望むかどうか?となると少し疑問ですよね。
決して望まないわけではないと思いますが、今ひとつ自分に関係ないというかワクワクしませんよ。

どうしてか?
その未来に「自分の姿」が観えないからだと考えます。せいぜい社長が高笑いをしている姿しか想像できないよね?
自分の姿が観えないものを自分事にするのは難しいと思います。
だから社員は「社長のビジョン」なんて部外者みたいな言い方をするのです。
自分事になった時は「我々のビジョン」と言うはずです。

自分の幸せな姿が想像できないからワクワクしない、ワクワクしないとモチベーションが起こりません。

人間のモチベーションは理屈からは生まれません。情動の脳(大脳辺縁系)で作り出されるので「意味」だけでなく「気持ち」で理解することが大切です。

では、どうすれば気持ちが動くビジョンは描けるのでしょうか?
僕は会社の成功の先に起きる「イベント」だと考えています。
例えば、テレビ局が取材に来て社員が自分の活躍を熱く語るとか、憧れのクルマに乗ることができたとか、家族が誇りに思ってくれたとか、そういったものです。
できるだけ個人的なことが良いと思います。

人は会社のためではなく自分が幸せな人生を送るために仕事をしています。
だから会社の成功の先にある個人的な幸せが観えることが大切だと考えています。
会社の未来と個人の未来を統合することで初めて自分事になると考えるのです。

これを「未来のイベントをでっち上げる」と呼んでいます。

会社の成功の先に起きる「イベント」で自分事になる

未来のイベントを描く最もやりやすい方法は賃金だと考えています。
「会社が成功して年収が増えたら、何をするか?」ということ。
誰もが漠然と年収を上げたいと思っていますが、そもそもお金は使ってなんぼですよね。
お金の使い方にはその人の価値観が反映されます。

趣味に使う、自分への投資(学習)をする、家族と旅行に行く…比較的ストレートに価値観が表れると思います。

例えば、以前に賃金セミナーで参加者にこれを訪ねました。
ある方は「ポルシェに乗る」と言い、またある方は「結婚資金にする」と言いました。
この情報だけでイベントができますよね。

結婚式に友人代表でスピーチをすることになり愛車のポルシェで会場に駆けつけた。新婦の友人からの熱い視線を感じる。
スピーチでは共にビジョンに向かって力を合わせ挑戦したエピソードが語られた。思わず感極まってしまった。実は、ビジョンを描いた数年前に新郎は「達成したら結婚する」と言っていたんです、と語った。

セミナーでそんな話をでっち上げたのですが、みんなすごくワクワクとしゃべっていました。
自分のことになるとイキイキとするのです。

そのためにも業績に連動した賃金制度が欠かせないと考えるのです。
そしてこの皮算用がチームワークを良くすると考えています。
互いの夢を知るからです。

人は色んな夢や想いを持って仕事をしています。そのために仕事をしているわけです。
しかし、それは1人の力で叶えることはできません。1人1人は不完全な存在だからです。
だから共通の目標とチームワークが求められます。
誰かの苦手を誰かが補う…それをみんなでやったら組織が成功し、その先にあるみんなの夢が叶います。
そのために互いの共感が大切だと考えるのです。

そして、自分の夢、望みに向かいチームで協働すると仕事が愉しくなります。
どのくらい愉しくなるかといえば、描いた未来を忘れるくらいです。
今、目の前の仕事が愉しくてしょうがない、そんな状態になったらどれほどの力を発揮するでしょうか?
「今ここ」に集中するとものすごい創造性を発揮して、結果的に目標が達成されるのです。

・ビジョンには社員1人1人が登場する
・会社の成功の先にある夢を叶えた自分を想像する
・夢を共有しチームワークを発揮する

ビジョンは単なる目標でもスローガンでもない。社員の生き方にもチームワークにも影響する大事だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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