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授業に出ずに全員で野球部の応援に行ったクラスから学ぶ「自ら判断する」ということ

マニュアル通りで融通がきかない店員さんにイラっと来たことはないでしょうか?
「道理で考えれば分かるじゃん」と思うのですが当の本人は真面目に仕事をしている自負があると思います。
おそらく「自分で考える」という風土が社内にないから育たないのだと思います。
逆に自分で考え行動すると、時にマニュアル、ルールを逸脱することがあります。
中にはギリギリのラインでの判断もある。

今日はマニュアルを超えた判断への冒険について考えたいと思います。

自分で考え行動することを諦めないということ

マニュアルを超えた行動ではディズニーランドの話が有名です。
夫婦2人でレストランに来られお子様ランチを2つ注文されたという例の話です。
規則では大人にお子様ランチを出すことは認められていません。
一旦はお断りしたのですが、店員さんはそのご夫婦の様子に「何か事情がある」と察し独自の判断をしました。
どんな事情があったか?どんな対応をしたいか?
ご存知ない方はコチラをお読みください。

何が一番大切かを知っている店員さんだと思います。

逆にマニュアル人間に関してはこんなエピソードがあります。
ある会社のイベントで、参加者の弁当の手配に手違いがあって届かなかったそうです。
そこで急遽「ハンバーガーしかない」となり女性スタッフが汗をかきながら近くの店舗に行き注文をしました。

女性:「ハンバーガー100個、急ぎでお願います」
店員さん:「お持ち帰りですか?こちらでお召し上がりですか〜?」

どうしてこんなにも差が出るのでしょうか?
「自分で考え行動することを諦めない」…社内にそんな風土があるかどうかだと思います。
その時、その場、その状況、その相手に応じて判断するのだから「適切ではない判断」も出るはずです。
その時に断罪したらその先はありません。「マニュアル通りにやった方が安全」となってしまいますよね?
断罪は「諦め」だと思うのです。
判断を部下に委ねるのだから、何が起きても責任は上司にあります。
諦めなず根気よく失敗を重ねる勇気が必要だと考えるのです。

授業に出ずに仲間の応援に行った3年A組

先日、僕の母校(高校)が高校野球で準決勝まで進み敗退しました。負けましたが30年ぶりの快挙でした。実は30年前、僕が高3の時に決勝まで行ったのです。
先日の準決勝の試合に、僕の同級生であり夢新聞を立ち上げから一緒にやっている「ハム」こと浜 武之くんが応援に行きました。
30年経っても応援に行く…特別な想いがあったのだと思います。

試合の後に、その想いを教えてくれました。
ハムの担任は野球部の監督でした。その関係がありクラスには野球部員が多かった。
30年前の夏。
準決勝まで進んだ時に、クラスみんなで応援に行こうという話になったそうです。
夏休み前のド平日にも関わらず。
みんなで電車に乗り、駅から数キロも離れた球場まで汗だくになり行き、全力で応援したそうです。
そして勝利。決勝に進むことができました。

ところが当然、学校では大問題になりました。教員が教室に行ったら「誰もいない」のだから。早速、職員会議で話し合いが行われました。
当然、担任である野球部監督も責められます。

そしてホームルームの時間。
担任はクラスのみんなにこう言ったそうです。

「本来なら、オレはお前らを怒らなきゃいけない立場にある」

「でも…」

「ありがとう。嬉しかった」

会社も同じではないでしょうか?
自ら考え行動すれば問題も起きると思います。
その時に「問題になったけど、ありがとう。自分で判断してくれたことが嬉しかった」という言葉をかけることができたら、どれほど成長するでしょう。
自分で考え行動することを諦めない。

監督の「ありがとう」には2つの意味があったと僕は思っています。
1つは応援に来てくれたこと。
もう1つは「いちばん大切なことを大切にしてくれたこと」を。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

しかし暑い、いや熱いですね〜!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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