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会社を良くする方法はぜんぶ小学校で教わった

業績好調な会社にお邪魔するといつも気づくことがあります。それは社員同士が互いを大切にしているということです。
1人1人が全体を観ていてよく気付きすぐに行動しています。
これ、企業繁栄の基本だと考えます。
人間として正しい…そんな印象を受けています。

と、考えた時に僕は思いました。
「これって小学生の特に教わったことじゃん!」と。

今日は、会社を良くする方法は、実は小学校で教わった…そんな内容です。

小学校で教わった「徳」は商売で「得」をする話だった

僕は、夢新聞で色んな小学校にお邪魔しますが大人になった今、教室を見渡すとすごく勉強になることが多いです。
「学級目標」「今年のテーマ」…色んなものが掲げてありますよね?
それらが組織開発に通じることばかりなのです。

以前にお邪魔したクラスにはこんなことが掲げてありました。
「友達が発言している時は姿勢を正し相手の方を向いて聞く」
「困っている友達を見捨てない」

非常に道徳的ですよね?
でも僕は決して道徳の話ではないと考えています。
「損得」の話だと考えているのです。
こう言うと「損得勘定じゃないだろ」と言う方がいますが、損得勘定はケチで浅はかなものではないと考えるのです。

例えば近江商人の哲学に「三方良し」があります。
売り手良し、買い手良し、世間良し。
共に栄えるという素晴らしい道徳律だと思うのですが、近江商人は「商人」です。「得」を追求する人種です。得を追求した結果、三方良しという「徳」にたどり着いたのだと思います。
「得」と「徳」は密接な関係があるのだと考えています。

逆に自分の得ばかり追求する徳のない人は損をする。
社会はそうできているのだと思います。

だから道徳を考えると商売繁盛の秘訣も観えてくると考えています。ここで言う商売繁盛とは単なる「キャッシュの最大化」ではなく物心両面で豊かになることを意味します。

「仲間を見捨てない」「正しい姿勢で聴く」は組織活性化の要諦

さて、件の小学校で掲げられていた2つの文章について考えたいと思います。
まずは「友達が発言している時は姿勢を正し相手の方を向いて聞く」です。
これは業績好調の会社に共通する態度だと感じています。

想像すればすぐに分かることだと思います。
もし、あなたが何か発言をしている時に、仲間や上司が目をつぶって腕組みをしていたら話しづらいですよね。
拒絶されているみたいで怖くて自由に発言ができません。
みんなが「沈黙が得」と判断しちゃう。
でも、こういう会社(商工会でも組合でも)ってありますよね?

自由に発言ができないということは、アイデア創出の機会を失うことになります。
もしかしたら会社を飛躍するアイデアがあるかもしれない、出るかもしれないのに…それがテーブル上に出なかったらこんなにも勿体ないことはないと思います。

自由に発言できる会社には心理的に安全・安心な場が確保されています。
発言がバカにされない、頭ごなしに否定されない、そんな空気がある。

それは実は小学校で教わったことなのだと気づいたのです。

次に、「困っている友達を見捨てない」です。
これも極めて当たり前のことですが、大人はできているでしょうか?
成果を上げるためにとても大切なこと、欠かせないことだと考えています。
そもそも組織は1人ではできない事をやるために結成されます。
「1人ではできない」というのは2つあります。
1つは「物理的に」できない、もう1つは「能力的に」できない。
前者の物理的な事情は、単純化された作業をするためのたくさんの「手足」が必要という発想です。
後者の「能力的」な問題は、人は不完全な存在で「支え合い」が必要だという発想です。
社員を「頭脳」と観ています。
今の時代は色んな能力の組み合わせが必要だと思います。
その組み合わせは「困っている人を見捨てないこと」で実現します。

仕事は1人1人で完結するものではなく「流れと繋がり」で完結します。
「自分はできたから良いや」では滞りが出て、組織として成功せずに結局、みんなが損をすると思うのです。

「得」と「徳」の関係は深いものがあると思います。
実は、ビジネスで大切なことは小学校で教わっていた、そんなことを考えたのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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