潜在能力とチームワークを高める「カウントダウン」の時間管理法

人は「残り時間」を意識すると意識の変容が起きる

時間管理という言葉がありますが、実は、本質的には「自分の管理」だと思います。
与えられた時間をどのように有効化するか?は結局自分の行動次第だからです。
なんて偉そうなことを言っていますが、僕もまったく自己管理ができない人間なのです。
そんな僕が活用しているのが「カウントダウン」という方法です。
自分にも活用していますし、セミナーや夢新聞ワークショップでも活用しています。

人間のポテンシャルが高まる。
チームワークが良くなる。

本当にオススメです。

まずはカウントダウンについて。
これは文字通り、制限時間を設定しカウントダウンすることです。
学生の文化祭などで「◯◯祭まだであと◯◯日」なんてカレンダーを作るでしょ?
あの要領です。

人は「残り時間」を意識すると意識の変容が起こると言われています。
例えば、その最たるものが「死」です。
死の宣告を受けた人は、最初はもの凄いうろたえますが、やがて、その最も受け入れがたいものを受け入れてあの世に行くと言われています。
刻一刻と死が迫ってくる…カウントダウンが始まり受け入れた時に意識の変容が起きエゴを超越すると言われています。

この状態を普段に活用するのがカウントダウンです。
カウントダウンには擬似的な死の効果があると考えています。
例えば、卒業がそうです。
卒業の間近って、何とも言えない厳かな気持ちになりますよね?
「楽しかった学校生活がもうすぐ終わる」
「その時」が近づいてくることを意識させられて静かな変容が起きますよね。
これまで仲が悪かったヤツとも少し打ち解けられる気がするものです。

カウントダウンの効果を僕は次のように考えています。
1、「今ここ」に集中しパフォーマンスが向上する。
2、エゴが薄れ仲間との協働ができるようになる。
そういう意味で文化祭のカレンダーは本当によくできていると思います。

予祝とカウントダウンでパフォーマンスとチームワークを高める

カウントダウンの効果に気づいたのは僕が学校のキャリア教育で行っている「夢新聞ワークショップ」です。
夢新聞ワークショップでは子どもたちに「制限時間までにクラス全員が1人残らず夢新聞を完成させる」というミッションを与えます。
その意図は、夢は決して1人で実現できるものじゃなく人の支えがあって初めて実現できるからです。
夢新聞づくりを通じ、仲間と協働する大切さや楽しさを体験して欲しいのです。
ワークショップでは講師も担任の先生も、何を訊かれても一切答えません。
頼れるのは仲間だけという状況下で挑戦してもらいますが、その際にタイマーによるカウントダウンを行います。

以前は「◯時◯分までに」と設定していたのですが、明らかにカウントダウンの方が協働が発生することを確認しています。
明らかな違いです。

これを普段の仕事…特にプロジェクトに応用することだと考えています。

手順はこう。
まずは、プロジェクトが成功した時の「予祝」を行います。
予祝とは文字通り「あらかじめ祝う」ということ。
達成した時のみんなでハイタッチをするようなイメージを事前に行うことです。
脳内に「感情を含むゴール」を設定することがモチベーションUPに非常に効果があります。
モチベーションは理屈ではなく情動の領域だからです。

そしてカウントダウンです。
カレンダーでもホワイトボードでもOKなので、毎日更新するのです。

ゴール設定とカウントダウンだけ。
とても簡単だと思いますが、想像以上に効果があるのでオススメします。

たくらみ屋の相棒、森本繁生さんは「コンピューターの用途は『未来創造』だ」と言います。
日程管理…未来の予定をどんどん決める。
「やると決めて」「行動して」「直す」…シンプルですよね?
そこにカウントダウン効果を加えれば、そのたくらみの成功確率はグッと上がると思います。

時間を活用した自分管理、オススメですよ!

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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