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チームワークは社長の為でもなく会社の為でもなく、自分のために必要

「そもそもチームワークはなぜ大切なのか?」…僕は、昔そんなことを真剣に考えたことがありました。
チームワークに関する色んなセミナーに行きましたが、それを教えてくれるところには出会えませんでした。
大切だということを前提にセミナーが始まるのです。

なぜ大切なのか?
大切さが明確になっていないのに、それを社内で実現するのは難しいと思います。
今日の記事は、そもそもの話を考えたいと思います。

チームワークは1人1人が一番、得をする方法論だから必要

チームワークの大切さを僕が知ったキッカケは意外な出来事でした。
スタッフとの飲み会で「何のために仕事をしているの?」と訊いた時です。
人によって本当に違うんだよね。
「生活のため」「家族のため」「趣味を充実させたい」「自己実現」「仲間と協働する悦び」
中には「昔、オレをバカにしたヤツをギャフンと言わせたたい」なんて人もいた(笑)
一番、多かったのは「お金のため」でした。
でも、お金は使ってナンボですから何に使うのか?と尋ねたところ、これも様々な答えが返ってきました。

その時に僕が気付いたことは、本当に色んな想いや夢を持って仕事をしているんだな〜ということ。
そして、「みんな自分の人生を豊かにするために働いているんだ」ということです。

これが真実だと思います。
会社のために働いているわけじゃない。
社長(僕)も含め、みんな自分が幸せな人生を送るために仕事を活用しているのです。
会社とは、そのための舞台なのだと。

こう言うと「いや、世の為人の為」という人がいますが、それも自分のため…そういう生き方がその人にとって豊かな人生だからだと思うのです。

僕の気付きは「誰ひとり会社のために働いている人はいない」ということでした。

で、チームワークの話に戻ります。
色んな夢や想いを持った人が集まったのが会社ですが、1人1人がバラバラ好き勝手やっていたら舞台が崩れてしまいます。
そうなったら誰の想いも叶わない、元も子もないよね。
だから、色んな想いを持って集まっているけど、共通の目的・目標を持ち、力を合わせて舞台を豊かにすることで1人1人の想いを叶えていこう…つまりチームワークが大切だと考えたのです。

チームワークは社長のためでも会社のためでもない。
1人1人が一番、得をする方法論だから必要だと考えています。

1人も見捨てないことが個々にとって一番、有効な方法である

先日、地元の中学校、入学したての1年生144人を対象に夢新聞を使ったキャリア教育を行いました。
夢新聞は字のごとく、夢を新聞にします。
自分の活躍を伝える未来の新聞を自分の手で描くワークショップです。
講師は子どもたちに夢を実現するために大切なことを2つ伝えます。
1つは、夢は自分の中に閉まっておかずに紙に書いたり人に話すことが大切だということ。
もう1つは、「夢は決して1人で叶えることはできない」ということです。

完全な人はいません。
長所もあり短所もありますから、それを互いに補い合うと「みんな」の夢が実現します。
1人も見捨てず、全員で成功することが一番の方法だということです。

集団には怖い側面があり、1人を見捨てる集団は2人目、3人目を見捨てます。
「次は自分かも?」という恐れを持っていたら互いに補完し合うことなどできないよね?

ワークショップでは子どもたちに「クラス全員、1人残らず夢新聞を完成させる」というミッションを与えます。
やり方は全てお任せします。
ただし、講師も担任の先生も、何を聞かれても答えません。
講師が教えると自律的な『学び合い』が破壊されるからです。

1人も見捨てず、全員で成功することが1人1人にとって一番、得だと分かると、子どもたちは指示命令されずとも自発的に行動します。
大人がビックリするような方法で、大人が感動するようなチームワークでミッションに挑みます。


企業でも同じことが言えると考えています。
チームワークの大切さを説く時に、1人も見捨てないことが1人1人の夢や想いを実現する一番の方法であるということ共通認識があると、社員は自分のためにチームを盛り上げるようになります。

チームワークを道徳的に伝えても長くは続かないと思います。
「得」で伝えるのが現実的だと考えるのです。

チームでやると成果が出るし、そもそも愉しい。
人間にとって、人生において大切なことが学べます。
それを身に付けた人に、やがて「徳」が備わってくるのだと思います。

昨日の夢新聞ワークショップでの子どもたちの様子を見て、改め考えたことは概ねそんなところです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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