目標管理で成功するための基本と3つのステップ

目標の設定の仕方は細心の注意が必要だと思います。
社員の自発性や創造性が素晴らしく発揮されることもあれば、逆にとんでもなく破壊されてしまうこともあるからです。
実際に、社員が目標に向かいハツラツと仕事をしているケースもありますし、目標によって疲弊していることもありますよね?

目標は毒にもクスリにもなると思います。

今日は、クスリになる目標設定について考えたいと思います。

目標を社員をコントロールするために使うと逆効果

私たちは子どもの頃から目標を立てる重要性を教え込まれてきました。
手に入れたいコト・モノを明確にした方が、そのためにやるべき事が明確になり取り組みが充実するからです。
目標設定の重要性はここにあると思います。
「やるべき事が明確になり充実する」という部分です。

良い成果は良い原因…日々の充実した仕事の積み重ねで出るもの。
だから日々、良質な仕事をするために目標を活用するというのが目標管理の本質だと考えるのです。

ところが実際には「社員を追い込むため」に使われていることが結構あります。
目標を達成しないと怒られる、評価に影響する、会社から自分の存在価値が消える…
そんな恐怖を感じていたら、期待とはまったく逆効果になってしまいます。
というのも、人はワクワクと夢中で取り組んでいる時に最高の創造性と自発性を発揮するからです。

この事は今から40年以上も前に証明されています。
アメとムチの使い分けで社員をコントロールすると創造性が破壊されてしまうのです。
※この件に関してはコチラの記事を参考しにしてね。
「頑張っても成果が出ない、愉しんだ時に成果が出る」

朝起きた時に「今日も仕事が始まるぞ!」とワクワクしている健全な状態は、仕事そのものが楽しい時ですよね。

そうなるためには目標設定に仕方に注意が必要です。
その秘訣は、社長自らの中にあります。

目標は自ら立てた時にのみプラスに作用する

クスリになる目標設定の仕方は「1人で商売をしている社長」の目標設定が参考になると考えています。
商売を始めた当初は夢はあっても短期的な目標がないことが多いと思います。
もちろん返済に必要な最低限の利益は決めていると思いますが、何をやったらどんな結果が出るか分からないからです。
最初はとにかく徒手空拳でやってみるという段階があると思います。

やがて「これをやると上手く行く」という法則が観えてきて「皮算用」ができるようになります。
皮算用とは「これとこれとこれをやったら、ふふふっ、安く見積もっても蔵が建つぞ」という希望に満ちたたくらみです。

自分の欲望に正直に、自分の意志でたくらむ。
この場合、欲に取り憑かれない限り目標設定がプラスに作用するはずです。
他者からのコントロールではないから創造性も自発性も阻害されません。

そして気付けば「蔵」のことは忘れて仕事そのものが愉しくなる段階に入ります。
こうなると善循環ですよね。
日々の仕事が良質になり、より良い成果が生まれます。

これと同じ状態を社内で創ることだと考えています。

1、何をやったら良いか分からない時は数値での目標設定をせずに色々と試してみる
2、上手く行く方法が分かったら、皮算用をする
3、仕事自体が愉しくなる

この状態を実現するためにはちゃんとした賃金制度を構築することが欠かせません。
「いくら儲かったらいくらもらえるのか?」が分からなければ皮算用にはなりませんからね。
社長の胸三寸ではなく明確な算出の数式があること。
ちゃんと情報公開がなされていて、数値を打ち込めば社員に還元される金額が分かる仕組みが必要です。
同時に、その目標が会社にとっても必要な数値であることが欠かせません。
必要な経常利益がでるということです。

そして皮算用は社長1人ではなく社員と共に行うことが大切です。
人は意思決定に参画した分だけ、その物事を自分事と捉えるからです。
だから、みんなで「これとこれとこれをやったら、マジで? 蔵が建つんじゃね?」とたくらむわけです。

多くの企業では目標は「上から降りてくるもの」となっているかもしれませんが、これからは進んで皮算用するものだと考えています。

間違っても目標管理を社員の締め付けに使わないことです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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