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お客様やスタッフが自らの意志で「勝手に」動いてくれる経営

「人は自らの意思でのみ動く」…この原則に基づき経営をすると変な苦しみから解放されるし儲かる経営ができると思います。
逆に、人を無理やり動かそうとすると歪が生まれストレスになるし良い結果も出ないと。

お客様やスタッフが自らの意志で「勝手に」動いてくれること。
これが理想の経営だと考えています。
もう「囲い込み」とか「忠誠心を誓わせる」なんて時代じゃないと思うのです。

無理に人を動かそうとすると儲からなくなる

「顧客の囲い込み」って変な言葉だとずっと思っていました。
動物かいな?(笑)
同じように「社員に忠誠心を誓わせる」ってのも。
独裁者かいな?(笑)

そもそもなぜ囲い込むのかと言うと、それをしないと逃げてしまうからです。
その会社が大好きでずっとお付き合いしたいと思ってもらえれば囲い込む必要はないですよね。
忠誠心ってのは相手が勝手に持つものであって頑張って持たせるものじゃない。
すごく無理がある発想だと思います。

無理はコスト面に反映されます。
管理コストの増大です。

囲い込むために金銭的なインセンティブが必要になりますし、社員が指示通りに動いたかを確認するために日報や報告書が増えます。
僕も以前に社員に営業日報を毎日提出させていましたが、社員の営業力向上のためではなくサボらないようにするためでした。
その理由は監視をしないとサボるという確信があったからです。
だって営業が「断られてもめげずに何度も訪問をする」というスタイルだったから。
「自ら進んで動きたくないだろう」それが分かっていたから監視という手段でなんとかしようとしました。
しかし、社員の外回りについて行くことはできませんので限界があります。
一時はGPSで管理することも検討しました。
今思えば本当に無駄だし馬鹿げたことを考えていたな〜と思います。

それに費やす時間はすべて無駄なコストです。
成果は出ないわ仕事がつまらないわで、発想を180度変える事にしました。

それが「自ら進んでやりたくなる仕事」への転換です。

人の役に立ち喜ばれる仕事をするという、商売にとって当たり前のことをする

自発性の原則は「自分にとって意義のあること」を「自分の意志で決める」ことにあります。
それが例え「断られてもめげずに何度も訪問をする」という仕事であっても。
例えば、自分の子どもにプロサッカー選手になるという夢があり、子どものために頑張る人は自発性を発揮すると思います。
ただ、それには相当な我慢が必要で無理やりにモチベーションを上げないといけません。
すごく疲れると思います。
なので「仕事そのもの」から意義を感じるものが理想だと考えるのです。

僕は社員の自発性を高めたければ、社員を何とかするのではなく仕事を意義あるものに変えることだと考えています。

自社だから、その社員だからできる事で顧客に喜ばれるカタチを創造することです。
顧客を攻略の対象にしない。
仕事って本来そういうものですよね?

もう、これに尽きると思います。
例えば、弊社では昨年、新聞記者を講師に招き「文章の書き方講座」をやりました。
対象は2020年以降に大学入試を迎える子とその親です。
この年から入試は記述式に変わります。
課題に対し自分の考えを簡潔に効果的に伝える力が求められますが、それを毎日仕事でやっているのが新聞記者です。

講座では実際に新聞を開き興味を持った記事から自分の考えを文章にする訓練を行いました。

参加者からはとても好評で「新聞を毎日の教材にしよう」とおっしゃっていただきました。
弊社は何1つ無理な押し付けをせずとも多数の方が参加してくださり、自らの意思で新聞を購読してくれたり活用していただけたのです。

さらに僕もスタッフも「こんなに喜ばれるならまた開催しよう」と誇りに思いました。
無理してモチベーションを上げるなど皆無です。

結局、人の役に立ち喜ばれる仕事をするという、商売にとって当たり前のことをする事がビジネスを円滑に回す秘訣なのだと気づきました。

「社長も望む、社員も望む、社員の家族も顧客も望む」…そんな領域を探るのが経営の本質だと考えています。

それでは今日も素敵な1日を!

【現在受付中のセミナー】

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6人ほどのチームを創り、実際に自分たちの力で自律型組織を創る体験を通じ、指示ゼロ経営の要点を身体で覚えます。
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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