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駅伝に見る、個性を発揮しながら連携する組織のあり方

個を滅して全体に尽くす時代ではない

先日、地元の新聞社が主催する駅伝がありました。
長野県を縦断するデッカいイベントです。
僕は沿道で応援する人たちに旗を配りましたが、これがエキサイティング。
沿道には大量の警察官がいるんですが、その時ばかりは交通規則がなぜか緩和される(笑)
ハザードをつけたまま走り、突然路駐して配ってもお咎めなし。

わはは!気分がいい〜

さて、今日は駅伝は組織で仕事をするのに似ているという話題です。

ekiden

よく、経営を「神輿」に例えることがありますが、僕が提唱する指示ゼロ経営はそうではありません。
僕もお祭りで神輿を担だことがありますが、基本的に自分はさておいて全体のために貢献するというのが神輿の構図です。
ある意味、没個性の世界ですね。
個々が判断する領域はほとんどなく、無我夢中で全体のために尽くす。
これは単純なタスクを全員で力を合わせて遂行する場合には非常に有効です。

しかし、こと経営においては、特に今の時代はそんなに単純な業務はありません。
独立した1つ1つの業務が連携して構成されていますし、それら1つ1つの業務が知恵と創造性の要るものになっています。

例えばレストランで、注文を受けて、作って、お出しして、お会計をして、後片付けをするというオペレーションの中に、どうやってお客様に喜んでいただくか?のクリエイティブを差し込んでいく必要があります。
しかも、マニュアルを超えた個別具体的な場面場面で、スタッフが即興で表現する。
さらに、増客などの推進業務が絡んできたら、オペレーションにも影響を与え、さらに複雑になりますね。

「みんなで力を合わせて」の意味合いがものすごく深く複雑になってしまった。

1人1人が個性を発揮しながら調和する組織

僕は、指示ゼロ経営を始めとする自律型組織をJAZZの演奏に例えています。
1人1人の個性が十分に発揮され、自由に演奏しながらも全体が調和し、目的に向かっていく組織です。
この特徴は、最初からいきなり調和することがないという事です。
最初は、個性同士がぶつかることもありますが、個性を発揮したまま自律的に調和します。
1人1人の主体性が問われるあり方ですね。
JAZZの場合は、すべて同時進行で行われますが、企業の業務はタスキを次の工程につなぐこともあります。

そういう意味で駅伝に似ていると思ったんです。
選手、みんなが自己の最速で走ればいいってもんじゃない。
地形の特徴やライバルの戦略を分析し、最適な作戦を立てるわけですが、レース中は走っている選手を信頼し任せるしかありません。
監督の指示はありますが、選手がそれに応えられるコンディションにあるかによって変わりますので、最終的に本人の判断に委ねられます。

そうしてタスキをつないでいくのは仕事に似ていますよね。

個性が歓迎され活かされる。
それは信頼関係と1人1人の成果への責任意識と、その実力が伴った時に成し得る、とても微妙な世界なのだと思います。

いずれにせよ、それを創らなければ、創造性の発揮には限界があることも事実。

難しいけどやり甲斐のある領域ですね。

それでは今日も素敵な1日にしてくださいね。

また明日。

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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