簡単に多数決をとると集団はバカになる

集団が意思決定をする時に多数決はとらない方が良いと考えています。
同時に、みんなが納得する最大公約数的な意思決定もよくないと。
そういう決め方をすると、極めて面白くないものが採用されるからです。

それに簡単に決めたことは自分事にはなりづらいです。
しっかりと参画するから自分の事として捉えるんだよね。

今日は、チームで意思決定をする際の注意点を考えたいと思います。

少数派で行動を起こして目に見える成果を出す

斬新なアイデアはいつも少数派から生まれますが、それは多数派からすると荒唐無稽なアイデアに映ることが多いと思います。
だから多数決をとると傑作はいとも簡単に潰されてしまいます。
これが企業にとってどれほどの損失かと思います。

多数決だけでなく、誰も反対しない平凡なアイデアに落ち着かせる会議もあります。
みんなが悪い意味で空気を読んで波風が立たないようにするんだよね。
そんな会議で良いアイデアが生まれるわけがありません。

アイデアが斬新であればあるほど多数派は反対します。
なぜなら多数派は安全、確実性をリスク軽減を重視するからです。
失敗を避けることが意思決定の原則です。

対し、少数派は良い意味でアホです。
彼らの意思決定の原則は「ワクワク、革新的、人と違う」です。
理性よりも感性が勝っているとも言えると思います。

水と油のような関係だよね。
多数決や最大公約数的な決め方は、水と油をかき混ぜて一時しのぎをするようなものだと思います。
すぐに分離しちゃう(笑)

僕は「少数の意見に多数派が納得する」が理想だと考えています。
そんなことが可能なのか?と思ってしまいますが、2つ方法があると考えています。

1つは、少数派で行動を起こして目に見える成果を出すことです。
確実性を重視する多数派が納得するには一番の方法です。
この時に注意したいのは「多数派の参加を歓迎する姿勢」だと思います。
仲間として受け入れる寛大さです。
後から合流するのって引け目を感じますよね?
だから「何をいまさら」と思いたくなる気持ちは分かりますが、そこは寛大な心で受け入れるべきだと思います。

もう1つの方法は「肩を組んで夕日を見つめる」という方法です。

対立を推進力に素晴らしい解決策を出す

全員の意思決定がないと行動できない課題の場合、みんなが納得するまで対話をするしかないと思います。
それはすなわち「衝突を覚悟する」ってことだと思っています。
同時に「衝突の質を変化させる」ことだと。

どういうことか?
衝突には「エゴの衝突」と「意見の衝突」があると考えています。
前者は意地の張り合いで、打ち負かすことが目的でアイデア創出は考えていません。
でも、多いよね?(笑)
これは自分の「意見」を否定されたのを「自分」が否定されたと思ってしまうことで起きると思います。
本当は「自分」と「意見」は別物なのに、それを同化させちゃうんだよね。
大体、まとまらない会議はこの状態に陥ります。
これを放置すると人間関係にヒビが入る危険性があるから注意が必要だと思います。
とことん衝突した後に、これまでよりも仲良くなれる人もいますが、みんながそうじゃないからね。

そこで役立つのは「肩を組んで夕日を見つめる」という方法です。
真っ向から向き合うのではなく1つのゴールを見ようよ、ってことね。
これは、たくらみ屋を相棒、森本繁生さんから教えてもらった「クラウド」という手法です。

この記事が詳しいので是非、読んでね。
「対立は全て解消しなくてもいいんじゃない?」

これを使うと、気持ちが安定します。
「実は、会社を良くしたいと思っているのに変わりはない」って分かると、同志になるんだよね。
実は、本質的には対立していないと分かる効果は絶大だと思います。
敵じゃないんだもん。

クラウドを使うと、少数派の意見を重視しながらもリスクを低減するやり方が生まれる可能性が高まると思います。

人は対話した分だけ、決定を自分事と捉えます。
多数決も最大公約数的な決め方も、参画が少なすぎると思います。

ちゃんと対話をする。
対話の作法を知ることはアイデアという企業繁栄の種を生み出すために必須の要件だと考えるのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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