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「統一しない経営」で変化に強い会社に生まれ変わる

企業は「統一」が好きです。
制服を統一する、考え方・価値観を統一する、意識を統一する…
「一丸となって」「一枚岩で」って言葉が好きな経営者は多いですよね。

でも、それは環境変化が緩い時代には通用しましたが、今の時代には向いていないと考えています。
バラエティに富んだ人材が色んなことを考え行動してみる…そんな企業が環境変化に強いと考えるのです。

いかに社員が色んなことを試せるかが成功のカギを握る

今は正解がない時代だと言われますよね?
そんな時代において一番成功率が高いやり方は「色々とやってみる」ってことだと思います。
色々と挑戦して試す、その中で上手くいったものを育てていくこと。
たくさん失敗もするわけです。

そのためには一丸とならないことが大切だと考えます。
例えが虫で申し訳ないのですが、ミツバチはこれをやっています。
蜜のありかを探すのに、彼らは一丸となった行動はしません。
四方八方に飛び、蜜を発見したミツバチが「八の字ダンス」を踊り仲間に知らせます。
蜜探しは確率論なので、この方法が一番、成功率が高いのです。

賢いよね?
さらに賢いと思うのは、蜜を独り占めしないことです。
その理由は、それが自分にとって一番得なことであることを知っているからだと思います。
確率論だから次に発見できるとは限りません。
自分以外のハチが発見する確率の方が高いわけです。
だから、分かち合うことが、みんなが得をすることだと知っているのです。

商売も同じだと思います。
確率論だから色々とやってみるのが良いのですが、それを阻害するのが統一です。
一丸となって同じ行動をしていたら発見確率が下がるし、失敗した時の立て直しに時間もかかります。
単純に「打てる手数」が減るわけ。

だから、いかに社員が色んなことを試せるか?その環境づくりが大切だと考えるのです。

分散の後に集中することです。

色々と試せる集団にするための3つの要点

色んなことにチャレンジできる集団にするには、次の3つの要件が必要です。

「社員に時間的なゆとりがある」

社員が作業で手一杯だと色々と試すのは難しいです。
だから暇にする必要があります。
そのためには…
1、何のためにやっているか即答できない仕事はやめる
2、残った仕事をもっと楽にできるように改善する。
3、自分の仕事を部下(パート・アルバイト)にお願いする。
これで相当なゆとりができるはずです。

「組織をつくらない」

組織は何かを遂行するために結成するものだから、やることが変われば組織も変える必要があります。
その柔軟性を阻害するのが「固定化した組織」です。
だから僕は「集団」という言葉を使うのです。

やることに応じ柔軟にカタチを変える集団がが変化に強い

雑務から解放されて暇になったたくらみ社員には肩書をつけないことが大切だと考えます。
肩書は自分で考える、やることに応じて自分で変えることです。
色々と試す時にはプロジェクトチームが結成されますが、辞令を出すのではなく関心があるスタッフが「この指とまれ」方式で参画する主体的なチームづくりが必要です。

「価値観を押し付けない」

経営者は価値観を社員に押しつけたがる生き物だと思います。
例えば、「何のために働くのか?」…職業感を押しつける社長は結構、多いと思います。
「自己実現だ」とか「世のため人のため」と自分の価値観を押すつける人はウザいです(笑)
確かに、心の成熟には段階があり、素敵に成熟した人の中には自己実現欲求を持った人が多いのは事実です。
でも、その人だって最初からそうだったわけではなく、人に認められたいとか、モテたいとか(笑)そういう段階があったはずです。

それを「我が社は、こういう価値観を持った人しかいらない」なんてやってしまったら、どこを切っても金太郎飴みたいなつまらない集団になってしまいます。
色々と試せる集団には色々な人間が必要です。
例えば、NASAはアポロ計画の時代には色んなキャリアを経験した人が集まっていましたが、今では大体、同じルートを通った同じような人の集団になってしまいました。
その結果、創造性と集団としての賢さが低下したと言われています。
動物園のような会社を創った方が良い。
「空を飛べない動物はウチの園にはいらない」なんて動物園はつまらないですよね?

バラエティに富んだ人間の集まりだから、多様なアイデアが出て、色々と試せるのだと考えます。
統一はやめましょう。

それでは今日も素敵な1日を。

誰も縛らない誰にも縛られないあなたが大好きです!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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