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組織づくりに成功する人と失敗する人の違いは「観る」か「見る」にある

指示ゼロ経営(自律型組織)は創るものではなく「成る」ものです。
創ろうと思って創れるものじゃない。
「創ろうと思うと創れない」と言っても過言じゃないと思っています。

じゃあ、何でブログのタイトルが「自律型組織の作り方」なんだよ?ってツッコミはやめてね(笑)

もし、自社を指示ゼロ経営にしたかったら創ろうとしないという事が大切です。
今日は、そのことを掘り下げたいと思います。

「観る社長」と「見る社長」の違いとは?

弊社には年間に結構な数の視察者が訪れます。
視察者には大きく分けて2つのタイプに分かれます。
「見る人」と「観る人」です。
前者(見る人)は目に見えるカタチを欲しがります。
例えば、事業計画書のフォーマットなどです。
でも、それは参考になりません。
その理由は…取りも直さず、指示ゼロ経営は「成るもの」だから。
分かりづらいよね?

経営を含め、全ての物事は因果関係で成り立っています。
「原因」→「結果」
原因を社長、リーダーが整える発想が「創る」で、それを求める人はちゃんとしたカタチになったフォーマットを見たがります。

料理で例えると分かりやすかもしれません。
キャベツとニンジンと玉ねぎと豚肉を切って、塩コショウをかけフライパンで炒めると野菜炒めが出来上がります。
必ずできます。
これが従来の管理型の視点です。

指示ゼロ経営は「発酵」に近いと思います。
我が家は毎年、冬の始まりに野沢菜漬けをつくりますが、環境だけセットした後はひたすら待つだけです。
で、出来栄えも毎年違います。
「今年の野沢菜漬けは、いつもより酸っぱいね〜」なんて感じです。
これが指示ゼロ経営の視点です。

美味しい野沢菜漬けができるのを待つのも楽しい

創るではなく「成る」のニュアンス、伝わりましたかね?

「その場、その時、その状況で、一番最適な答えを集団が創り出す」…これが指示ゼロ経営なのです。

環境が整えば、それに必要なフォーマットを集団が「勝手に」探し出します。
自分で探したり学んだものだから自分事になるのです。

なので具体的なツールを「見る」のではなく、環境を「観る」という視点が大切なわけです。

指示ゼロ社長に大切な心得は「待つ姿勢」

指示ゼロ経営に「成る」ためには7つの要件(環境)が必要です。
1、想いの共有
2、一人も見捨てないという共通認識(チームワーク)
3、心理的安全性(安心、安全な場)
4、会社のビジョン策定に誰もが参画できる、ビジョン達成が個々の幸せに繋がるという期待(ビジョンとは「状態」と「数値」の両方が必要)
5、情報公開(状況や結果を自分たちで客観的に評価できる)
6、やり方を自分たちで決めることができる、任されていること
7、情報共有(仲間が実践から学べる)

こうした環境が整うと、集団は自己最適化をするようになります。

ただし、ここで大切なのは「待つ」です。
これが辛いんだな〜(笑)
いきなり最適な状態にはならないから、色々じれったいことが起こるんです。
で、辛抱できなくて社長が調理を始めちゃう。
これでは元の木阿弥ですよね?

それと、野沢菜漬けと同じで経営者が思った通りになるとは限らないのです。
それを受け止めることができるかも重要です。

そうすると「明らかにダメな場合はどうするんだよ?」と聞かれることがあります。
まず、確認するのは「何がダメなのか?」ってこと。
社長が気に入らないと思っているのであれば、それは社長のエゴです。
お客様に支持されなかった、結果が出なかったなどの「ダメ」は明らかにダメです。
でも、それは情報公開がなされていれば社長がジャッジしなくても自分たちで評価できますよね。

指示ゼロ経営はちゃんと環境が整っていれば「その場、その時、その状況で、一番最適な答えを集団が創り出す」が原則だから、その時は、結果から学び、改良をするはずです、
指示ゼロ経営(自律型組織)は創るものではなく「成る」ものです。
創ろうと思って創れるものじゃない。
創ろうと思うと創れない。

僕が伝えたいことが観えてきましたかね?

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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